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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

吉田修一『パレード』

この小説の中で描かれているのは、東京のマンションをシェアしてオシャレな生活を送っているイマドキの若者の群像劇なんかじゃなくって。

角田光代『紙の月』

この物語の主人公である梅澤梨花は、ずっとこう思っていた。いまの私は、私の一部でしかない、と。 平凡な主婦であったはずの梨花を一億円もの横領に駆り立てたものは何だったのか。

篠田節子『ブラックボックス』

今朝、私が口に入れたレタスはどこで作られたものなのか。 体内に取り込むのに安全だと言えるのか。なにを根拠に?この本を読んだ後では、すべてを疑ってしまう。

江國香織『ぼくの小鳥ちゃん』

雪の降る寒い朝、ぼくの部屋の窓に突然やってきた小鳥ちゃん。家族や友だちとはぐれちゃったらしい小鳥ちゃんは、ぼくの部屋で一緒に暮らしはじめた。

瀬尾まいこ『春、戻る』

結婚を間近にひかえたさくらの前に、ある日突然「兄」が現れた。 どう見ても、さくらよりも年下。 それに、さくらにはもちろん、兄などいない。(私にも兄などいない)

ヨナス・ヨナソン『国を救った数学少女』

1960年代。物語の主人公・ノンベコは南アフリカ生まれの少女。貧民街に暮らし、し尿処理場で働く14歳。

荻原浩『コールドゲーム』

かつていじめにあっていたあいつが復讐を開始した。ターゲットはいじめていた元クラスメイトたち全員。

原田マハ『夏を喪くす』

いい作家は、短編がうまい。 女性作家なら、向田邦子、角田光代、江國香織、そして原田マハ。 原田さんは、長編小説のイメージがあるが短編も好き。

辻村深月『盲目的な恋と友情』

あの人が死んでしまったら、とても生きていけないと思った、あの幸せの絶頂ー。 恋をしている時、見えなくなるのは相手なのか、自分なのか。

重松清『また次の春へ』

大きな地震と津波に日常を奪われた町がある。 家族を失った人、家を流された人。 私たちに何ができるのだろうと迷い、無力感に苛まれ、当事者ではないあなたたちにその痛みはわからないと一蹴されても、誰かに添いたいという思いは間違っちゃいない。そんな…

重松清『希望ヶ丘の人びと』

希望ヶ丘は、とある海の町のちょっと古いニュータウン。 ガンで亡くなった妻のふるさとである希望が丘に引っ越してきた田島さん一家。春から中学3年生になる美嘉と小学5年生になる亮太とともに、田島さんはこの街で学習塾の教室長として新しい生活をスタート…

湊かなえ『高校入試』

一高の入試前日「入試をぶっつぶす!」と書かれた模造紙が、入試会場に貼り出された。 関係者以外立ち入りを禁じられた校内で、誰がそんな張り紙をしたのか。 入試をぶっつぶすとはどういう意味なのか。

辻村深月 『朝が来る』

人生には求めるだけで手に入らないものがたくさんある。 だからこそ人はそれを強く求めるのだし、求めるほどにその価値は大きくある。 時に押しつぶされるほどに。

金城一紀『レヴォリューションNO.3』

有名進学校が並ぶ新宿区の中にあって、陸の孤島のように存在している典型的オチコボレ男子高。そこに通うぼくたちは、まわりからこう呼ばれている。 ≪ゾンビ≫と。

重松清 『十字架』

十字架の重みは、それを背負ったことのある者にしかわからない。 胸に刺さった傷は、すごく痛くて、なかなか立ち直れなかったり、致命傷になることだってあるけれど、生きていればいつか癒すこともできる。

柚木麻子『本屋さんのダイアナ』

本好き女子は、たいがい孤独である。

西川つかさ『ひまわりのかっちゃん』

舞台は、昭和30年代の北海道。特殊学級に入ることをすすめられた男の子が、すてきな先生と出会い、普通学級で立派に成長を見せてくれる自伝的小説。

冲方丁『はなとゆめ』

清少納言、28歳。「私はあの方を守る番人になる」帝・一条帝の后・中宮定子様に女房として仕え、『枕草子』を書き上げるまでが描かれた、清少納言ファン必読書。

百田尚樹『海賊とよばれた男』

舞台は戦前から戦後。日本の石油産業を支え、礎を築いた出光石油の社長をモデルに描かれた小説である。

三谷幸喜『清須会議』

三谷幸喜ってだけで、おもしろそうと軽く飛びついてみたら、歴史モノなのね。巷では歴女ブームもまだまだ健在だが、歴史は得意ではない分野。でもまぁ、そこは三谷幸喜だからと読む。

冲方丁『天地明察』

渋川春海(安井算哲)が、日本独自の暦を作るというストーリー。舞台は江戸時代ですが、なんと、歴史小説に欠かせない剣で戦うシーンがない!!

自炊男子 「人生で大切なこと」が見つかる物語

草食系男子・メガネ男子・スピリチュアル系男子…、男子を分類するのはもうやめませんか?と呆れ顔のあなた、そんな本ではありませんのでご安心を。逆に、萌え系弁当男子的小説を期待していたあなた、これまたごめんなさい、ちょっと違います。

千原ジュニア『14歳』

これは、ある14歳の物語。パジャマを着た少年の物語。僕自身の物語。僕はもう何ヵ月もパジャマ暮らし。パジャマの少年を不思議がる人たちの視線にも慣れている。

重松清『赤ヘル1975』

赤ヘルとは、どんぴしゃり「カープ軍団」のこと。この時代をリアルに体験してきたカープファンの方には、迷わず購入されることをおすすめします。

重松清 『ゼツメツ少年』

「だって、同じだろ、俺たち、クジラの祖先と。このままだと、俺たち絶滅しちゃうと思わないか?」

森絵都 『漁師の愛人』

森絵都さんといえば『カラフル』に代表されるような児童文学作家さんのイメージをお持ちの方も多いでしょうが、わたしはセンスのよい彼女の短編が好きなんだよね。

百田尚樹『輝く夜』

奇蹟ってやっぱりあるのねって信じたくなるような。だれかにやさしい気持ちを分けてあげたくなるような。(そんな分け与える余裕があるとも思えないけれど、それでも分けてあげたいと思えるような)

重松清『かあちゃん』

交通事故を起こした加害者、被害者、遺族、遺されるものの想い、いじめる人、いじめられる人、たくさんの想いが交錯し、背負うもの、受け止めるものの心を描く。

角田光代『八日目の蝉』

セミの幼虫は地中で7年暮らし、地上に出て7日しか生きられない。 一般的にはそう言われるが、実際の寿命はもう少し長い。

重松清 『ポニーテール』

ポップでオシャレな表紙にひと目で心奪われる。 オレンジ×グリーンは好きな組み合わせ。装画は、イナキヨシコさん。北欧テイストがツボのイラストレーターさんです。

伊吹有喜 『四十九日のレシピ』

再婚相手として長年連れ添った妻が突然亡くなって二週間。家事なんてしたこともない良平は何をする気も起こらず、まともな食事もしないで牛乳を飲み、情けない気持ちで暮らしていた。

伊吹有喜 『なでし子物語』

中脇初枝 『きみはいい子』

あぁ、ほらやだ。 数ページ読んで、気が重い。 新任教師が初めての担任で、一年生が学級崩壊をしている。 暗くなるまで家に帰れない子どもがいる。 自分の居場所を探さなくちゃ見つけられない人がいる。 サンタさんが来ないのは、自分が悪い子だからなのだと…

有川浩『明日の子供たち』

児童養護施設という設定でのこのストーリーは「少し爽やかすぎやしないかしら」と感じたが、最後まで読んでみて、しっかりとした取材をもとに書かれたものであるだろうし、そこで生活する子どもたちや職員の本音に近いものが語られているのだろうという印象…

森絵都 『みかづき』

戦後、日本の学力を支えてきた大きな柱の一つである「塾」で教育に奮闘する親子3代を描く。 というと、どこかお堅く聞こえるが、そこは森絵都さん。 「公」である学校教育と「私」である塾との闘い(というかお互いのライバル視)のもやっと感や思うように…

ルイス・サッカー『穴 HOLES』

ばかばかしいような現実はどこにだってあって、そこから抜け出す力もそこにある。人生を逆転させるスタンリーの大冒険は、期待以上にユーモラスで、おもしろい。

ジャミラ・ガウィン『その歌声は天にあふれる』

酒井駒子さんの天使の装丁に惹かれて手に取りましたが、すっごくよかった。

ダン・ブラウン『インフェルノ』

ダン・ブラウンのラングドンシリーズ最新作。 人気本の図書館予約は、「待ち」を覚悟しなければならないものだが、今回はものすごく運がいい。

J・K・ローリング『カジュアル・ベイカンシー』

『ハリーポッター』を1冊も読み切っていないわたくしが、あの『ハリーポッター』の著者の新作!!などという肩書に踊らされずに、まず読んでみた。(とりあえず読んでみようという動機は、そもそもそこにある、というのは置いといて)

打海文三『裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争』

表紙のこのイラスト×角川文庫、ノベライズ系かななんて思わせて、そうではない。これは本格戦争小説だ。

村山早紀 『コンビニたそがれ堂』

大事な探しものがある人だけがある人だけがたどり着ける、不思議なコンビニたそがれ堂。

原田マハ 『星がひとつほしいとの祈り』

原田マハの短編が好きだ。

西條奈加 『睦月童』

人の心を映す不思議な女の子が江戸の事件を謎と 国見屋は、江戸の町日本橋に店を構える下酒問屋。正月の朝、国見屋では奇妙なお客さんを迎えていた。主人が睦月の里から連れてきたそのお客は、7つくらいのひどくやせてた女の子で、名前をイオという。イオに…

宮藤勘九郎 『きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)』

ドラマ「あまちゃん」や映画「ピンポン」の脚本家で知られる宮藤勘九郎さん。ハイテンポで奇想天外な展開がたまらなくツボです。

さだまさし 『ラストレター』

テーマは、昭和に帰ろう。あの時代、金はなくても、本当の豊かさがあった。 メール、ツイッターからの投稿は受け付けません!! 熱い心はあるけれど、スポンサーもなし・・・この番組、ちゃんと放送できるのか!?

さだまさし『風に立つライオン』

アフリカでの僻地医療、巡回医療に青春を懸ける青年医師が、日本に残してきたかつての恋人に宛てた手紙をテーマにした、さださんの名曲「風に立つライオン」。実在のモデルをもとにしたこの曲をモチーフにしたのが、小説『風に立つライオン』です。

桐野夏生『だから荒野』

桐野さんだけど、ハートフルドラマな小説。

柚木麻子『ランチのアッコちゃん』

注意:眠りに就く前に本を読むことにしているのだが、この本、寝る前に読む本じゃない!!

有川浩『三匹のおっさんふたたび』

映画も小説も「続編」は難しいとはよく言われるが、これは面白い!と胸を張っておすすめできる有川さんのエンタメ小説「ふたたび」です。

三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』

ドラマ化の帯に惹かれて購入したのは、言うまでもない。 瑛太と松田龍平くんだよ。そりゃあ買うしかない。