青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

ノンフィクション-社会

藤田孝典『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』

普通の生活を送ることができない、〝下流”な生活を強いられている高齢者が増えているという。いま、十分な貯蓄がある(と言える)あなたには無縁な話だろうか。いや、これはすべての人に起こりうる、ごく近い未来の話である。

宇田川敬介『震災後の不思議な話』

東日本大震災の後、被災地には多くの不思議な話がうまれた。古くからの伝承を添えてそうした話を集めて紹介した1冊。

チャイルド・プア~社会を蝕む子どもの貧困

チャイルド・プアという言葉を知っていますか。いま、日本の子どもの6人にひとりが貧困と言われています。

岩佐大輝 99%の絶望の中に「1%のチャンス」は実る

「おめぇ、会社を何年も経営してんだべ? なじゅんしたらこの町、立でなおせっか知恵しぼってけねぇがや?」

「あの日」、そしてこれから

東日本大震災から一年後、高橋さんは再び故郷・宮城を訪れた。あの日に取材した方たちに再び会うために。

「あの日」のこと

2011年3月11日、フリージャーナリストの高橋邦典さんは、故郷・宮城県仙台市を大きな地震が襲ったというニュースを北アフリカのリビアで人づてに聞いた。

イクバルと仲間たち―児童労働にたちむかった人々

子どもが使うべきなのはペンで、仕事の道具ではありません。 これは強制児童労働に立ち向かったパキスタンの少年の真実の物語。

東田直樹『自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心』

自閉症は、他人とうまくコミュニケーションを取ることができない障害。自閉症の治療の難しいところは、本人から直接語ってもらうことができない点にもあります。障害を持つ中学生が本を書いた。これってすごい。

奇跡のプレイボールー元兵士たちの日米野球

この本に登場するおじいさんたちは、太平洋戦争当時、中学生・高校生くらい。 同じ戦争を体験したかつての日米の青年たちが、平和になったいま、今度は野球の試合をしようと集まった。

死なないで!ー 一九四五年真岡郵便局「九人の乙女」

戦争が終わってここからは平和になるはずだった。しかし、ここからが新しい戦いの始まりになった場所もある。

サラの旅路―ヴィクトリア時代を生きたアフリカの王女

著者が古書店で見つけた一束の手紙。それは、19世紀半ばに、イギリス・ビクトリア女王の保護を受けていたある少女にまつわるものだった。その少女は、アフリカのある部族の女王であり、同じアフリカの国王に殺される寸前に助けられたのだという。それが、表…

レンズが撮らえた幕末の日本

日本で撮影された一番古い写真はいつごろのものだろう。 さて、少し歴史のお勉強を。

境界を生きる 性と生のはざまで

性分化省疾患、性同一性障害、「体と心の性」の悩みを抱えている人は、実は多い。 そうした人たちの心の奥に閉じ込めていた声を聴く本。

ほんとうの「ドラッグ」

著者は、元・薬物中毒者。ということで、すごく説得力がある。

渡辺俊美『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』

「あぁ、楽しかった夏休みも終わってしまったぁ~」と嘆いているのはなにも子どもたちだけではない。またお弁当作りの日々が始まるのかと、幽鬱になりそうな母たちもいる。

考えてみよう『世界がもし100人の村だったら』

「世界には63億人の人がいますが もしもそれを 100人の村に縮めると どうなるでしょう。」

『中高生からの平和憲法Q&A』

2010年5月、憲法を改正するための法律(改憲手続法)が施行された。

山内明美『こども東北学』 ~よりみちパン!セ

2011年の東日本大震災以来、東北は注目されている地方。いかにして復興を成し遂げるかという大きなは、飛躍へのチャンスととらえることもできるし、国際リニアコライダーの国内候補地でもあり、今後世界での注目度もさらに高まりそう。この本は、東北地方に…

雨宮処凛 『14歳からの原発問題』

「あまみやかりん」さん。代表作『生きさせろ!難民化する若者たち (ちくま文庫)』で日本ジャーナリスト会議賞を受賞。デビュー作『生き地獄天国―雨宮処凛自伝 (ちくま文庫)』から、若者の「生きづらさ」にスポットをあてた著書を発表している著者、「若いの…

『おばあちゃん泣いて笑ってシャッターをきるー戦争とダムにうばわれた70年の人生』

図書室で偶然見つけた本。タイトルから、カメラ好きなおばあちゃんのおはなしかと手にしてみると、ダムに奪われゆくふるさと・旧徳山村の姿をカメラにおさめ続けたおばあちゃんのノンフィクション。

「ぼくの父さんは、自殺した。」ーその一言を語れる今

今、日本で自殺をする人は年間約三万人にのぼるという。未遂者をふくめると、その数はさらにふえる。

小熊英二『日本という国』~よりみちパン!セ

気になっていたけれど人に聞きづらかったこと、そんなに興味があったわけではなかったけれど、こういうことが知りたかったんだ、ということをテーマに取り上げて、その道のプロがわかりやすく教えてくれる、この「よりみちパン!セ」シリーズ。

バカリズム『都道府県の持ちかた』

バカリズムのイラストを使ったシュールなネタ、思いっきりツボです。中でも、この「都道府県を持つ」シリーズ。なんと奇抜な発想!!全47都道府県を網羅した1冊が、文庫本になりました。

『ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?』

コンゴ・スーダン。世界中が平和を謳ういまの時代、平和のための援助を世界中から受けながらも、アフリカでは戦争が続き何十万人という人の命が無惨に奪われています。生きていても、少年兵士として強制的に闘いに参加させられている人も大勢います。 なぜこ…

なぜ日本の大学生は、世界でいちばん勉強しないのか?

この本、何気なく手に取ったのだが、なかなかおもしろい。いや、それを言うなら、「実におもしろい」(←湯川先生風)

チャンスがあれば…―ストリートチルドレンの夢

外国に行ってみたいとか、有名人に会ってみたいとか、家を建てたいとか、到底自分の恋人にはなってくれそうにもないステキな人とデートしてみたいとか。一度でいいから車内にいっぱいの札束をかき分けながら車を走らせてみたいとか(それはわたし)。 「チャ…

高橋邦典『戦争がなかったら3人の子どもたち10年の物語』

南アフリカのリベリア共和国という小さな国では、長い間激しい内戦が続きました。著者がこの内戦で出会った3人の子どもたちの、その後を取材しています。

後藤健二『エイズの村に生まれて―命をつなぐ16歳の母・ナターシャ』

どこか差別的なタイトルにいい感じがしなかったが、著者が取材したエストニアの小さな村ナルヴァでは、住民の90%がエイズに感染し、文字通り「エイズの村」と呼ばれているという事実に、大きなショックを受ける。

ちいさな労働者―写真家ルイス・ハインの目がとらえた子どもたち

この本におさめられているのは、写真家ルイス・ハインが世界に知ってほしいと願ったた「小さな労働者」たち

中島克治『中学生のための読解力を伸ばす魔法の本棚』

著者は自由な校風で知られる名門進学校麻布学園の国語科の先生。同校では、生徒指導の軸に「読書」を挙げているという。それだけ、10代における読書を重視しているということなんですね。 (内容)はじめに 第1章 中学生は大変だ! 第2章 中学生から伸びる子…

石原千秋『ケータイ小説は文学か』

(少し古い記事ですが、記録用) ケータイ小説専用のサイトで人気の小説は次々と書籍化され、全国の少女たちが作家さんといわれる時代。学校図書館にケータイ小説を入れている中学校もあるし、入れるべきか、という議論されている学校も少なくない。

ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち

ケイタイ小説と地方とヤンキーには密接な関係があるってしってますか。 そりゃしらんがな。

「助けて!きわめびと」~小山秀樹さんの教育コーチング

久しぶりにのんびりできる週末。朝からテレビを流しながら洗濯を回す。NHK総合の「助けて!きわめびと」の悩み相談は、宿題をさせたいのにまったくやらない息子さんに手を焼くお母さん。どこの家でも一緒。わかるよ。助けに来てくれたのは、小山秀樹さん…

海と、がれきと、ボールと、絆。

震災から1週間後、三陸を訪れた編集部に多くのアスリートが語ったことば。「もう一度スポーツをやりたいなんて、とても言えない」

『受験生の心の休ませ方』

「なんのために勉強するの?」 「どうして私は大学に行くんだろう?」 そんな疑問に立ち止まる受験生に。

すべての犬に里親を! 阪神・淡路大震災 1556頭の物語

1995年、阪神・淡路大震災。家、家族、仕事……一瞬でたくさんのものが失われた。 震災の被害に遭ったのは、人間だけではない。

『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』

鹿野靖明。40歳。進行性筋ジストロフィーという病気を患っている。重度の身体障害者でありながら親元を離れ、なんと福祉住宅の一室で「自立生活」を送っている。