青りんごの本棚

中学生・高校生におすすめの本をあつめています

宮部みゆき『火車』

求職中の刑事・本間のともに、遠い親戚である和也が訪ねてきた。婚約者の関根彰子が突然姿を消したのだという。失踪した彰子には秘密があった…。宮部みゆきの代表作ともいえるベストセラーミステリー。

石井光太『蛍の森』

人は感情を持つから人でいられる。それを失ってはならない。(本文より) ハンセン病、差別の苦しみ 四国には弘法大師ゆかりの八十八か所の札所があり、そこを順番に回ることを「四国遍路」という。白装束に杖の姿で札所を回り、経を唱え、また次の札所へと…

中脇初枝『わたしをみつけて』

弥生と名乗ると、いつも三月生まれかと聞かれる。 彼女は三月生まれじゃない。三月に捨てられた。

原爆を生き抜いた人たちに物語がある~朽木祥『八月の光・あとかた』

三十万の死があれば三十万の物語があり、残された人々にはそれ以上の物語がある。(あとがきより) ヒロシマ原爆投下のあとを生き抜いた人たちの魂に寄り添う物語。

澤井美穂『赤いペン』

何か、物語はあるかい? 自分の物語を書かずにいられなくなるという、不思議な赤いペンのうわさ。 人から人へと旅をしながら物語を紡ぐ、そのペンの謎を追う。 赤いペンの不思議な物語 それは都市伝説のようなもの。 その赤いペンを拾うと、手にペンがはりつ…

世界のSF文学賞初の三冠~ケンリュウ『紙の動物園』

それはSF小説とは違う、SF文学だと思う。ここに込められているのは、可能性という未来ではなく、心を揺さぶるノスタルジー。

湊かなえ『告白』

5/9は告白の日。 だれかに秘めた想いを伝える代わりに、私はこの本を読む。だれかに秘めた思いを伝えてみるのもいいかもね。 でも、こんな告白はごめんだわ。

小説を読む

小説カテゴリー一覧です。 小説を読みたい人、小説から本を探したい人はこちら。

クラシックバレエの物語の世界~アデル・ジェラス『バレエものがたり』

どんなパーティーでも、おわりにかならずおどりをおどるわよね。お菓子の国での最後のワルツは、とりどりの色がきらめきながらぐるぐるまわって、まるで万華鏡のようだったわ。(「くるみわり人形」より)

桐野夏生『優しいおとな』

「おとなには、優しいおとな、優しくないおとな、どっちつかずの3種類がいる。」 子どもが生きのびるために必要なのは、大人を見極めるスキルなのか。

魔女がぼくにかけた呪いとは~ルイス・サッカー『顔をなくした少年』

いたずらの代償は、魔女の呪い。 いいことなんかひとつもないぼくの人生。 この呪いを解くには、どうしたらいい。

長谷川夕『僕は君を殺せない』~ノベル大賞受賞

君は、僕の、たくさんある嫌いなもののうちのひとつです。それなのにどうして、そんな風に笑うのでしょうか。君が笑うたび、僕は泣きたくなります。

吉田修一『パレード』

この小説の中で描かれているのは、東京のマンションをシェアしてオシャレな生活を送っているイマドキの若者の群像劇なんかじゃなくって。

角田光代『紙の月』

この物語の主人公である梅澤梨花は、ずっとこう思っていた。いまの私は、私の一部でしかない、と。 平凡な主婦であったはずの梨花を一億円もの横領に駆り立てたものは何だったのか。

新津きよみ『ふたたびの加奈子』

人って死んだら生まれ変われるのでしょうか。たとえばそれが、あなたにとって大切な人だったら、やっぱり、どうあっても戻ってきて欲しいと思うでしょうか。

篠田節子『ブラックボックス』

今朝、私が口に入れたレタスはどこで作られたものなのか。 体内に取り込むのに安全だと言えるのか。なにを根拠に?この本を読んだ後では、すべてを疑ってしまう。

角田光代『Presents』

人にしてやったことは忘れても、人にしてもらったことは忘れるな と田中角栄は言った。 読了後、私の頭の中に飛び込んできたのは、いつか目にした田中角栄の(正確には彼の母が彼に遺した)この言葉だった。

江國香織『ぼくの小鳥ちゃん』

雪の降る寒い朝、ぼくの部屋の窓に突然やってきた小鳥ちゃん。家族や友だちとはぐれちゃったらしい小鳥ちゃんは、ぼくの部屋で一緒に暮らしはじめた。

瀬尾まいこ『春、戻る』

結婚を間近にひかえたさくらの前に、ある日突然「兄」が現れた。 どう見ても、さくらよりも年下。 それに、さくらにはもちろん、兄などいない。(私にも兄などいない)

ヨナス・ヨナソン『国を救った数学少女』

アフリカ生まれの聡明でキュートな女の子・ノンベコ。彼女は世界平和を脅かし、さらに世界を救う!?こんなドタバタ劇場大好き。

水野宗徳『さよなら、アルマ』

第二次世界大戦中、およそ10万頭の犬たちが、軍犬として戦場に送られた。その事実は意外と知られていない。この物語は、1枚の写真から生まれたフィクション。

辻仁成『海峡の光』

北海道・ 函館を舞台に描く、辻仁成の芥川賞受賞作品。

佐藤泰志『そこのみにて光輝く』

呉美穂監督と池脇千鶴、綾野剛の映画がとてもよかったので、読みたかった原作。

市川朔久子『小やぎのかんむり』

夏芽(なつめ)は、中高一貫校に通う中学三年生。夏休みに山奥にあるお寺のサマーステーに参加した。家族から遠く離れるために。

今村夏子『こちらあみ子』

目があった瞬間、「読めばいい」とその生き物は私に言った。 「ほう」と私はつれなく返した。 あのね、私に甘い声をかけてくる本はあなただけじゃないのよ。 「そう」と、ユニコーンのような姿をした奇妙で美しい生き物が、しゅんとしてうつむく。私だって意…

今村夏子『あひる』

デビュー作『こちらあみ子』がえらく気に入って、楽しみにしていた今村夏子さんの2作目『あひる』が第155回芥川賞候補となり単行本発売すると聞いて、早速書店へ。

乙野四方字『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』

人生とは、選択の繰り返しである。私たちは時に、選ばなかった人生について考えるが、それはあくまでも「もしも」の話。

中園直樹『星空マウス』

あのころぼくは、マウスだった。 中園さんは、自身の壮絶ないじめ体験を小説に投影させている。同じような思いをしている人に「それでも生きて」と伝えるために。

川上未映子『ヘヴン』

4月が終わりかけたある日、ふでばこの中に小さな紙が入っていた。 <わたしたちは仲間です> それが、教室の中でいじめられている僕とコジマをつなぐ最初の手紙だった。

荻原浩『コールドゲーム』

いじめの復讐がはじまった かつていじめにあっていたあいつが復讐を開始した。 ターゲットはいじめていた元クラスメイトたち全員。