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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

小説-エンタメ小説

角田光代『紙の月』

この物語の主人公である梅澤梨花は、ずっとこう思っていた。いまの私は、私の一部でしかない、と。 平凡な主婦であったはずの梨花を一億円もの横領に駆り立てたものは何だったのか。

篠田節子『ブラックボックス』

今朝、私が口に入れたレタスはどこで作られたものなのか。 体内に取り込むのに安全だと言えるのか。なにを根拠に?この本を読んだ後では、すべてを疑ってしまう。

瀬尾まいこ『春、戻る』

結婚を間近にひかえたさくらの前に、ある日突然「兄」が現れた。 どう見ても、さくらよりも年下。 それに、さくらにはもちろん、兄などいない。(私にも兄などいない)

ヨナス・ヨナソン『国を救った数学少女』

1960年代。物語の主人公・ノンベコは南アフリカ生まれの少女。貧民街に暮らし、し尿処理場で働く14歳。

水野宗徳『さよなら、アルマ』

第二次世界大戦中、およそ10万頭の犬たちが、軍犬として戦場に送られた。その事実は意外と知られていない。この物語は、1枚の写真から生まれたフィクション。

荻原浩『コールドゲーム』

かつていじめにあっていたあいつが復讐を開始した。ターゲットはいじめていた元クラスメイトたち全員。

重松清『希望ヶ丘の人びと』

希望ヶ丘は、とある海の町のちょっと古いニュータウン。 ガンで亡くなった妻のふるさとである希望が丘に引っ越してきた田島さん一家。春から中学3年生になる美嘉と小学5年生になる亮太とともに、田島さんはこの街で学習塾の教室長として新しい生活をスタート…

金城一紀『レヴォリューションNO.3』

有名進学校が並ぶ新宿区の中にあって、陸の孤島のように存在している典型的オチコボレ男子高。そこに通うぼくたちは、まわりからこう呼ばれている。 ≪ゾンビ≫と。

柚木麻子『本屋さんのダイアナ』

本好き女子は、たいがい孤独である。

冲方丁『はなとゆめ』

清少納言、28歳。「私はあの方を守る番人になる」帝・一条帝の后・中宮定子様に女房として仕え、『枕草子』を書き上げるまでが描かれた、清少納言ファン必読書。

百田尚樹『海賊とよばれた男』

舞台は戦前から戦後。日本の石油産業を支え、礎を築いた出光石油の社長をモデルに描かれた小説である。

三谷幸喜『清須会議』

三谷幸喜ってだけで、おもしろそうと軽く飛びついてみたら、歴史モノなのね。巷では歴女ブームもまだまだ健在だが、歴史は得意ではない分野。でもまぁ、そこは三谷幸喜だからと読む。

吉橋通夫『風の海峡』

歴史の教科書を開けば、日本と朝鮮半島には、それぞれそんな名前で呼ばれるよりも以前から交流があったことがわかる。 近くて遠い。 とても似ている海を隔てた隣の国。 この物語は、そのふたつの国の「歴史」と言われるひとつの物語。

冲方丁『天地明察』

渋川春海(安井算哲)が、日本独自の暦を作るというストーリー。舞台は江戸時代ですが、なんと、歴史小説に欠かせない剣で戦うシーンがない!!

自炊男子 「人生で大切なこと」が見つかる物語

草食系男子・メガネ男子・スピリチュアル系男子…、男子を分類するのはもうやめませんか?と呆れ顔のあなた、そんな本ではありませんのでご安心を。逆に、萌え系弁当男子的小説を期待していたあなた、これまたごめんなさい、ちょっと違います。

デイヴィッド・ベニオフ『卵をめぐる祖父の戦争』

「ナイフの使い手だった私の祖父は十八歳になるまえにドイツ人をふたり殺している。」 ロスアンジェルスで脚本家として活躍するデイヴィットが、これは祖父から聞いたレニングラードでの体験である。

タチアナ・ドロネ『サラの鍵』

あの日の早朝、フランスで行われた一斉検挙。多くのフランス人も知らなかった歴史の奥に押しやられて閉じ込められたままの真実が、現代と過去とを交錯させ、いまここに甦る。

重松清『かあちゃん』

交通事故を起こした加害者、被害者、遺族、遺されるものの想い、いじめる人、いじめられる人、たくさんの想いが交錯し、背負うもの、受け止めるものの心を描く。

角田光代『八日目の蝉』

セミの幼虫は地中で7年暮らし、地上に出て7日しか生きられない。 一般的にはそう言われるが、実際の寿命はもう少し長い。

伊吹有喜 『四十九日のレシピ』

再婚相手として長年連れ添った妻が突然亡くなって二週間。家事なんてしたこともない良平は何をする気も起こらず、まともな食事もしないで牛乳を飲み、情けない気持ちで暮らしていた。

伊吹有喜 『なでし子物語』

中脇初枝 『きみはいい子』

あぁ、ほらやだ。 数ページ読んで、気が重い。 新任教師が初めての担任で、一年生が学級崩壊をしている。 暗くなるまで家に帰れない子どもがいる。 自分の居場所を探さなくちゃ見つけられない人がいる。 サンタさんが来ないのは、自分が悪い子だからなのだと…

椰月美智子 『るり姉』

『十二歳』『しずかな日々』で、椰月さんの描く子どもたちの世界が好き。子どもたちがあまり表に出さない(もしかしたら本人たちも意識していないだろう)心情がよくまぁ上手に描かれているなぁと感じています。

吉本ばなな 『TUGUMI(つぐみ)』

「確かにつぐみは、いやな女の子だった」

有川浩『明日の子供たち』

児童養護施設という設定でのこのストーリーは「少し爽やかすぎやしないかしら」と感じたが、最後まで読んでみて、しっかりとした取材をもとに書かれたものであるだろうし、そこで生活する子どもたちや職員の本音に近いものが語られているのだろうという印象…

中脇初枝『こんこんさま』

北鎌倉にある古びたその屋敷は、近所から「こんこんさま」と呼ばれている。広い敷地のどこかに神様が祀られているのだというが、家族のだれもそれを見たことがない。

森絵都 『みかづき』

戦後、日本の学力を支えてきた大きな柱の一つである「塾」で教育に奮闘する親子3代を描く。 というと、どこかお堅く聞こえるが、そこは森絵都さん。 「公」である学校教育と「私」である塾との闘い(というかお互いのライバル視)のもやっと感や思うように…

西加奈子『i』

「この世界にアイは存在しません」 アイとは二乗してマイナス1になる虚数のこと。 しかし、中学の数学教師が放ったこのひとことは、アイにとって呪いの言葉となった。

ダン・ブラウン『インフェルノ』

ダン・ブラウンのラングドンシリーズ最新作。 人気本の図書館予約は、「待ち」を覚悟しなければならないものだが、今回はものすごく運がいい。

S・D・タワー『レイル―王国の暗殺者』

夏休み。子どもたちはお休みで浮かれまくりですが、親は満喫と言うよりも、仕事よりもハードスケジュールだったりして。あちこちと連れ歩き、宿題の手伝いをし、実家に帰り、加えてこの暑さ。 むしろ、ぶっ倒れたい。氷枕を頭に乗せて、何時間も眠り続けたい…

ジョーン・バウワー『靴を売るシンデレラ』

ジェナは、大手靴販売チェーン店でアルバイトをする16歳の高校生。天才的センスで靴を売る才能を見いだされ、グラッドストン社長の運転手に大抜擢されます(そうそう、アメリカでは16歳で運転免許が取得できるのです!!)。

J・K・ローリング『カジュアル・ベイカンシー』

『ハリーポッター』を1冊も読み切っていないわたくしが、あの『ハリーポッター』の著者の新作!!などという肩書に踊らされずに、まず読んでみた。(とりあえず読んでみようという動機は、そもそもそこにある、というのは置いといて)

打海文三『裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争』

表紙のこのイラスト×角川文庫、ノベライズ系かななんて思わせて、そうではない。これは本格戦争小説だ。

江國香織 『神様のボート』

昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。“私の宝物は三つ。ピアノ。あのひと。そしてあなたよ草子”。

宮藤勘九郎 『きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)』

ドラマ「あまちゃん」や映画「ピンポン」の脚本家で知られる宮藤勘九郎さん。ハイテンポで奇想天外な展開がたまらなくツボです。

さだまさし 『ラストレター』

テーマは、昭和に帰ろう。あの時代、金はなくても、本当の豊かさがあった。 メール、ツイッターからの投稿は受け付けません!! 熱い心はあるけれど、スポンサーもなし・・・この番組、ちゃんと放送できるのか!?

姫野カオルコ『昭和の犬』

愛犬との心あたたまる感動物語、ではない。昭和33年生まれの“イク”の昭和女子的生き様の物語である。もちろんイクは犬ではない。

さだまさし『風に立つライオン』

アフリカでの僻地医療、巡回医療に青春を懸ける青年医師が、日本に残してきたかつての恋人に宛てた手紙をテーマにした、さださんの名曲「風に立つライオン」。実在のモデルをもとにしたこの曲をモチーフにしたのが、小説『風に立つライオン』です。

桐野夏生『だから荒野』

桐野さんだけど、ハートフルドラマな小説。

柚木麻子『ランチのアッコちゃん』

注意:眠りに就く前に本を読むことにしているのだが、この本、寝る前に読む本じゃない!!

有川浩『三匹のおっさんふたたび』

映画も小説も「続編」は難しいとはよく言われるが、これは面白い!と胸を張っておすすめできる有川さんのエンタメ小説「ふたたび」です。

三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』

ドラマ化の帯に惹かれて購入したのは、言うまでもない。 瑛太と松田龍平くんだよ。そりゃあ買うしかない。

有川浩『三匹のおっさん』

「俺たちのことはジジイと呼ぶな。―おっさんと呼べ」剣道のキヨ、柔道のシゲ、頭脳派のノリの悪ガキならぬ三匹のおっさんたち。チカンにチンピラ、悪徳商法、あぁ世知辛い現代の悪徳に立ち向かう。

辻村深月『ツナグ』

使者(ツナグ)。 一度だけ、死者との再会を叶えてくれるのだという。生者にとっても死者にとっても、たった一度だけ。満月の夜に導かれた4つの再会の物語。

朝井リョウ『もういちど生まれる』

『桐島、部活やめるってよ。』の大学生バージョンといった感じの青春恋愛オムニバス。

有川浩『県庁おもてなし課』

高知県県庁の「おもてなし課」をモデルに、地方観光にスポットをあてた恋愛観光おしごとエンタテイメント小説! なんだか盛り沢山だなぁ。そう、この小説はなんだか盛り沢山なの(*´з`)

池井戸潤『下町ロケット』

sakuhinn 予約で半年以上待たされた。「首を長くして待たされたんだもの、じっくり味わって読もうっと」 などとかわい子ぶった甘い思惑は宇宙の果てまで飛んでいけ~。 期待以上におもしろくて、2日で一気読み。さすが直木賞受賞作。 下町ロケット (小学館文…

加藤シゲアキ『ピンクとグレー』

生きるって、表現することだと思う。 芸能界を舞台にした二人の青年の物語。なのだろうか…。 私には、ごっちとりばちゃんは、別対しながらもひとつになりたいとする、一人の人格の中にあるふたつの思いを形にしているように読めた。それは、例えば著者自身な…

三浦しをん『舟を編む』

本好きが食いつく題材、確かな文章力、程よい読みやすさ、本屋さんたちが選ぶ本屋大賞にこの作品以上にぴったりとくる小説はない。

鏑木連『エンドロール』

映像が浮かんでくる、このまま映画になりそうな切ないミステリー。単行本のタイトルは「しらない町」。このタイトルのほうが好きだったな。