青りんごの本棚

中学生・高校生におすすめの本をあつめています

原爆を生き抜いた人たちに物語がある~朽木祥『八月の光・あとかた』

三十万の死があれば三十万の物語があり、残された人々にはそれ以上の物語がある。(あとがきより) ヒロシマ原爆投下のあとを生き抜いた人たちの魂に寄り添う物語。

辻仁成『海峡の光』

北海道・ 函館を舞台に描く、辻仁成の芥川賞受賞作品。

佐藤泰志『そこのみにて光輝く』

呉美穂監督と池脇千鶴、綾野剛の映画がとてもよかったので、読みたかった原作。

今村夏子『こちらあみ子』

目があった瞬間、「読めばいい」とその生き物は私に言った。 「ほう」と私はつれなく返した。 あのね、私に甘い声をかけてくる本はあなただけじゃないのよ。 「そう」と、ユニコーンのような姿をした奇妙で美しい生き物が、しゅんとしてうつむく。私だって意…

今村夏子『あひる』

デビュー作『こちらあみ子』がえらく気に入って、楽しみにしていた今村夏子さんの2作目『あひる』が第155回芥川賞候補となり単行本発売すると聞いて、早速書店へ。

川上未映子『ヘヴン』

4月が終わりかけたある日、ふでばこの中に小さな紙が入っていた。 <わたしたちは仲間です> それが、教室の中でいじめられている僕とコジマをつなぐ最初の手紙だった。

中脇初枝『あかい花』

女の子のための、女の子に読んでほしい中脇初枝さんの短編小説。

梨木香歩『エンジェル・エンジェル・エンジェル』

文庫本もっているけれど、先日ブックオフで単行本を見つけたので購入してしまった。だって函入りってテンションあがるでしょ。第二刷だしさ。

中脇初枝『こんこんさま』

北鎌倉にある古びたその屋敷は、近所から「こんこんさま」と呼ばれている。広い敷地のどこかに神様が祀られているのだというが、家族のだれもそれを見たことがない。

カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』

ブッカー賞候補の静かなる近未来SF このおしゃれな表紙から音楽がテーマかと想像させられましたが、そうではありませんよ。 ◆あらすじ自他共に認める優秀な介護人キャシーは、提供者の世話をする仕事をしている。ヘールシャムの施設で育ったキャシーは、時に…

中村文則 『遮光』

ピース又吉さんのおすすめ本を読んでみる。

岩城けい『さようなら、オレンジ』

言葉がなければ心を伝えることができない。 しかし、言葉があればそれができるかというとそうでもない。 言葉は道具と同じだ。 どう使うかはとても重要だが、まずは道具を持たなければ始まらない。

いとうせいこう『想像ラジオ』

残念ながら想像ラジオがうまく聞こえない私は、想像力に欠けているのかもしれないが、間違いなくこの放送のリスナーたちはいる。

梨木香歩『家守綺譚』

つい百年前の物語。 売れない作家の「私」=綿貫征四郎は、亡き親友・高堂の実家の家守をして暮らしている。

川上弘美『神様』と『神様2011』

川上弘美さんは好きな三人の作家に入る作家さん。 「神様」は、川上弘美さんのデビュー作。小さいお子さんをそばで遊ばせながら2時間ほどで書きあげた本作が、第1回パスカル短篇文学新人賞受賞したというエピソードも、お気に入り。

吉本ばなな『キッチン』

吉本ばななさんは、しっとりとした空気が伝わるような文章が魅力的です。映画化もされましたが、ぜひ文章で味わってほしいな。

前田司郎 『夏の水の半魚人』

お母さんの初恋のハマチから名づけられた魚彦。転校生の海子はみんなの輪からはずれていく。車いすの今田は願いをかなえるため、ガラスのかけらを集めている。 魚彦の5年生の夏――。