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青りんごの本棚

~10代の読書案内~

奇跡のプレイボールー元兵士たちの日米野球

この本に登場するおじいさんたちは、太平洋戦争当時、中学生・高校生くらい。 同じ戦争を体験したかつての日米の青年たちが、平和になったいま、今度は野球の試合をしようと集まった。 平和であるいまだからこそ、語ることのできる真実があるのだろうと思う…

死なないで!ー 一九四五年真岡郵便局「九人の乙女」

1945年8月15日、日本はポツダム宣言の受諾を宣言し、戦争の終結を告げました。戦争を知らない世代の私たちも、この日を「終戦記念日」として、知らない人はいないでしょう。もし知らなかったらいまここで覚えて帰ろうね。 戦争が終わってここからは平和にな…

ファビオ・ジェーダ『海にはワニがいる』

ひとことで言うと、アフガニスタンに生まれた少年が、安住の地を求め旅をする日々を事実に基づきまとめられた物語である。 しかし、少年エナヤットッラー・アクバリの人生が、こんなかんたんな一文で片付けられるほど簡単なものではないということは、まだ本…

『ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?』

コンゴ・スーダン。世界中が平和を謳ういまの時代、平和のための援助を世界中から受けながらも、アフリカでは戦争が続き何十万人という人の命が無惨に奪われています。生きていても、少年兵士として強制的に闘いに参加させられている人も大勢います。 なぜこ…

高橋邦典『戦争がなかったら』

南アフリカのリベリア共和国という小さな国では、長い間激しい内戦が続きました。著者がこの内戦で出会った3人の子どもたちの、その後を取材しています。 少年兵として戦争に参加していた13歳のモモ。 砲弾で右手を失った6歳の少女ムス。 誘拐され少年兵にさ…

デイヴィッド・ベニオフ『卵をめぐる祖父の戦争』

「ナイフの使い手だった私の祖父は十八歳になるまえにドイツ人をふたり殺している。」 ロスアンジェルスで脚本家として活躍するデイヴィットが、祖父から聞いたレニングラードでの体験を綴ったのがこちらの小説。 1942年のレニングラード、17歳のレフは、思…

タチアナ・ドロネ『サラの鍵』

1942年、ナチスの占領下のパリ。7月16日の早朝、フランス警察はユダヤ人13000人以上を一斉検挙した。彼らのほとんどはその後アウシュビッツに送られる。連行寸前、10歳の少女サラは弟のミッシェルを納戸に隠し、鍵をかけた。「あとでもどってきて、出してあ…

『ピートのスケートレース』

オランダの冬はきびしく、国じゅうに張りめぐらされた水路や運河は凍りつき、人々はスケートを楽しみます。ピートはスケートに夢中な10歳の男の子。いつかオランダで最大のスケートレース、「エルフステーデントホト」に出場するという夢を持ち続けていま…

戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ

私も子どもたちもおさるのジョージが大好きです。あの素直さ、やんちゃさ、愛くるしさ、きっとみなさんも思ったことがあるはず 「これってウチの息子そのまんまじゃないか~」 えぇ、えぇ、わかりますとも。世界中の息子のそっくりさん、ジョージ。ジョージ…

灰色の地平線のかなたに

(BOOKデータより)第二次世界大戦中のリトアニア―画家をめざしていた十五歳のリナは、ある晩ソ連の秘密警察に捕まり、シベリアの強制労働収容所へ送られる。極寒の地で、過酷な労働と飢え、仲間の死に耐えながら、リナは、離ればなれになった大好きな父…

『国境を越えて』

「ぼくたち、どこにいけばユダヤ人のままでいられるの」 1939年春リトアニアに暮らすカプラン一家は、ナチス・ドイツの迫害を逃れてカナダへ移住する旅をはじめました。地球の4分の3の距離を移動するこの旅は、シベリア鉄道に乗り、ソ連・日本と国境を…

レニとよばれたわたし―戦争でさらわれた女の子の話

『YA(ヤングアダルト)読書案内』から、どうしても読んでみたくなったのが、この本。 チェコの子ども向けの読み物です。ときは、第二次世界大戦でドイツが降伏したあと。ところは、西部ドイツのチェコ国境に近い小さな町。 レニは、家でも学校でも居心地が悪…

『エリカ 奇跡のいのち』

第二次世界大戦中、強制収容所に送られる直前、奇跡的に生き延びることができたエリカの物語。 死に向かう列車のなかで、小さな赤ちゃんの命を助けたいと強く願う母親の思いが誰かに引き継がれ、その思いをエリカが引き継ぎ、命がつながっていく。 (本文よ…

小泉吉宏『戦争で死んだ兵士のこと』 

ごく小さいのに、ごくごく短いおはなしなのに、心にどすんと残る本がある。 この『戦争で死んだ兵士のこと』もそんな本。 戦争で死んだ兵士のこと 作者: 小泉吉宏 出版社/メーカー: メディアファクトリー 発売日: 2001/12 メディア: 単行本 購入: 1人 クリッ…

フィリップグランベール 『ある秘密』

2004年にフランスで「高校生の選ぶゴンクール賞」に選ばれた作品。フランス高校生の読書力や目のつけどころの良さに脱帽する。日本の高校生もこんな作品読んだりするのかしら? ある秘密 (新潮クレスト・ブックス) 作者: フィリップグランベール,Philippe Gr…