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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

辻仁成『海峡の光』

辻仁成さんといえば、このごろでは中山美穂さんの元・夫というイメージが先行しているような気もするが、芥川賞も受賞している作家さん。

佐藤泰志『そこのみにて光輝く』

呉美穂監督と池脇千鶴、綾野剛の映画がとてもよかったので、読みたかった原作。

今村夏子『こちらあみ子』

目があった瞬間、「読めばいい」とその生き物は私に言った。 「ほう」と私はつれなく返した。 あのね、私に甘い声をかけてくる本はあなただけじゃないのよ。 「そう」と、ユニコーンのような姿をした奇妙で美しい生き物が、しゅんとしてうつむく。私だって意…

今村夏子『あひる』

デビュー作『こちらあみ子』がえらく気に入って、楽しみにしていた今村夏子さんの2作目『あひる』が第155回芥川賞候補となり単行本発売すると聞いて、早速書店へ。

川上未映子『ヘヴン』

4月が終わりかけたある日、ふでばこの中に小さな紙が入っていた。 <わたしたちは仲間です> それが、教室の中でいじめられている僕とコジマをつなぐ最初の手紙だった。

中脇初枝『あかい花』

女子による女子のための女子小説、です。 男女平等という言葉を耳にする機会が多いが、「同等の人権を与えられるべき」という思想のことだと私はとらえている。

中脇初枝 『祈祷師の娘』

春永(はるなが)は、はるちゃんと呼ばれている。 はるちゃんは中学生の女の子で、祈祷師の家に暮らす。 一緒に暮らす「おとうさん」とも「おかあさん」とも血のつながりはない。

湯本香樹実『ポプラの秋』

ポプラ荘のおばあさんが亡くなった。というところから、物語は始まる。

梨木香歩 『西の魔女が死んだ』

「西の魔女が死んだ。」 中学生になってまもなく、学校へ行けないまい。まいは祖母のもとで一緒に「魔女修行」をしながら暮らすことになった。

村田紗耶香『マウス』

自分のことを内気だという5年生の女の子・律(りつ)と、ちょっと変わった女の子・瀬里奈の友情物語。

100万回生きたねこを愛する作家たちによる『100万分の一回のねこ』 

100万回生きたねこへのオマージュ作品集 日本で一番有名なねこと言えば、夏目漱石さんの書いたあの名前のないねこでしょうか。 吾輩は猫である (宝島社文庫) 作者: 夏目漱石 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2016/06/24 メディア: 文庫 この商品を含むブロ…

角田光代 『さがしもの』

本が好きな人ならきっと、だれでももっている「本とわたし」のエピソードを、こそっと語りたくなるような本にまつわる短編集。

小川洋子 『人質の朗読会』

「博士の愛した数式」や「ミーナの行進」、エッセイ「シヅコさん」など、読んでみたい作品リストに入れっぱなしの作品を飛び越して「人質の朗読会」を手にとったのは、表紙の小鹿のせい。

梨木香歩『エンジェル・エンジェル・エンジェル』

文庫本もっているけれど、先日ブックオフで単行本を見つけたので購入してしまった。だって函入りってテンションあがるでしょ。第二刷だしさ。

椰月美智子 『るり姉』

『十二歳』『しずかな日々』で、椰月さんの描く子どもたちの世界が好き。子どもたちがあまり表に出さない(もしかしたら本人たちも意識していないだろう)心情がよくまぁ上手に描かれているなぁと感じています。

吉本ばなな 『TUGUMI(つぐみ)』

「確かにつぐみは、いやな女の子だった」

中脇初枝『こんこんさま』

北鎌倉にある古びたその屋敷は、近所から「こんこんさま」と呼ばれている。広い敷地のどこかに神様が祀られているのだというが、家族のだれもそれを見たことがない。

西加奈子『i』

「この世界にアイは存在しません」 アイとは二乗してマイナス1になる虚数のこと。 しかし、中学の数学教師が放ったこのひとことは、アイにとって呪いの言葉となった。

江國香織 『雪だるまの雪子ちゃん』

雪が降り始めた朝に。秋の海をながめると。なにもない暑い夕方に。

伊集院静『ぼくのボールが君に届けば』

さりげなく、そこにボールがあった。 そんな短編集。

江國香織 『神様のボート』

昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。“私の宝物は三つ。ピアノ。あのひと。そしてあなたよ草子”。

中村文則 『遮光』

ピース又吉さんのおすすめ本を読んでみる。

姫野カオルコ『昭和の犬』

愛犬との心あたたまる感動物語、ではない。昭和33年生まれの“イク”の昭和女子的生き様の物語である。もちろんイクは犬ではない。

岩城けい『さようなら、オレンジ』

言葉がなければ心を伝えることができない。 しかし、言葉があればそれができるかというとそうでもない。 言葉は道具と同じだ。 どう使うかはとても重要だが、まずは道具を持たなければ始まらない。

江國香織『すきまのおともだち』

旅先で迷子になるなんて話はよくあることで、小さな子どもだったら、いつものスーパーの中でさえ日常的に起こりうる。

いとうせいこう『想像ラジオ』

残念ながら想像ラジオがうまく聞こえない私は、想像力に欠けているのかもしれないが、間違いなくこの放送のリスナーたちはいる。

梨木香歩『家守綺譚』

つい百年前の物語。 売れない作家の「私」=綿貫征四郎は、亡き親友・高堂の実家の家守をして暮らしている。

川上弘美『神様』と『神様2011』

川上弘美さんは好きな三人の作家に入る作家さん。 「神様」は、川上弘美さんのデビュー作。小さいお子さんをそばで遊ばせながら2時間ほどで書きあげた本作が、第1回パスカル短篇文学新人賞受賞したというエピソードも、お気に入り。

井上ひさし『四十一番の少年』

二十数年ぶりに、孤児院を訪れた利雄。思いがけず、懐かしい修道士と再会した利雄の目に止まった、洗濯番号の木札。利雄の洗濯番号は四十一番だった。

吉本ばなな『キッチン』

吉本ばななさんは、しっとりとした空気が伝わるような文章が魅力的です。映画化もされましたが、ぜひ文章で味わってほしいな。

芹沢光治良『巴里に死す』

基本、本が好きだが、中には、苦い思い出をもつ本もある。 芹沢光治良の『パリに死す』。

幸田文『おとうと』

7月30日は蝸牛忌(かぎゅうき)。幸田露伴の亡くなった日。わたし、露伴は読めませんが、娘、幸田文は語り尽くせぬ大切な作家さんです。

伊集院静『機関車先生』

美し景色と温かい人たち。 子どもがまっすぐ育つのに、これだけあれば十分なのかもしれない。 なんてことを思う。

前田司郎 『夏の水の半魚人』

お母さんの初恋のハマチから名づけられた魚彦。転校生の海子はみんなの輪からはずれていく。車いすの今田は願いをかなえるため、ガラスのかけらを集めている。 魚彦の5年生の夏――。