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青りんごの本棚

~10代の読書案内~

中学生のためのショート・ストーリーズ

中学生のためのショート・ストーリーズ(全8巻) 「あまり読むのが好きじゃない」という人も、好きなテーマのアンソロジーなら読みやすいはず。それぞれのテーマにぴったりの選者が「これは」という本から文章を抜き出した短編集(解説付き)です。中学生の…

『みじかい眠りにつく前に』

(BOOKデータベースより)翻訳・書評活動で日本に「YA=ヤングアダルト」を根づかせた第一人者・金原瑞人が選んだ傑作短編9編に、作家・森絵都が日本文学の古典から選んだおすすめの名作1篇をくわえた、YAアンソロジーの決定版!! 明日のあなたを今日とはちが…

森絵都 『漁師の愛人』

森絵都さんといえば『カラフル』に代表されるような児童文学作家さんのイメージをお持ちの方も多いでしょうが、わたしはセンスのよい彼女の短編が好きなんだよね。 決められた短さの中で、伝えることを伝え、物語に惹きつけ、すとんと落とす。その絶妙さの心…

ピュアフル・アンソロジー パート1

10代の青春をぎゅっとあつめた、ピュアフル・アンソロジーのシリーズ。ハズせない、でもって、ハズレない作家さんばかりです。 告白。―ピュアフル・アンソロジー 告白。―ピュアフル・アンソロジー (ピュアフル文庫) 作者: 芦原すなお,岩井志麻子,若竹七海,岸…

ピュアフル・アンソロジー  パート2

中学生におすすめのアンソロジー。読みたい本が見つからない人や、あまり長いお話は苦手という人も、まずは短編をひとつ読み切ってみて。 放課後。―ピュアフル・アンソロジー 放課後。―ピュアフル・アンソロジー (ピュアフル文庫) 作者: 梨屋アリエ,草野たき…

オー・ヘンリーショートストーリーセレクション

アメリカ文学を代表するショートストーリーの名手、現代ショートショートの源流がここに。 予測していないような秀逸なオチに思わず「うまいっ!」とうなる。機転を利かせたストーリーに、しんみりさせられたりり、にやりとさせられたり。 いつも淡々とした…

ピュアフル・アンソロジー 夏

10代の青春をぎゅっとあつめた、ピュアフル・アンソロジーのシリーズ。こちらは夏バージョンの2作品。 ピュアフル・アンソロジー 夏休み。 ピュアフル・アンソロジー 夏休み。 (ピュアフル文庫) 作者: あさのあつこ,石井睦美,石崎洋司,川島誠,梨屋アリエ,前…

きみが見つける物語 パート2

きみが見つける物語 不思議な話編 きみが見つける物語 十代のための新名作 不思議な話編 (角川文庫) 作者: 角川文庫編集部 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 2010/01/23 メディア: 文庫 クリック: 14回 この商品を含むブログ …

梨屋アリエ 『プラネタリウム』

砂糖菓子のようにきれいで甘そうな表紙のイメージそのまま、お気に入りの短編小説。 恋心がつのると空を崩壊させちゃう女の子、翼を隠している男の子など、すこし不思議な人たち織りなす日々をおさめた4編のショート・ストーリー。 非日常は、案外日常にす…

梨屋アリエ『プラネタリウムのあとで』

『プラネタリウム』の続編 『プラネタリウム』に登場した脇役たちが出てくる物語もありますよ。好きな人はぜひ読んでみて。 笑う石姫 … 前作「水に棲む」で主人公・晴実の友だちとして登場した合唱部部長の美香萌(みかも)の物語。美香萌は心に石をつくって…

『こどものころにみた夢』

子どものころは、こわい夢ばかりみていたような気がする。寝る前にも怖い想像をして眠れなくて、やっと眠れたと思ったら、襖の部屋に掛けてある浴衣から真っ赤な舌が出てきて飲み込まれる夢とか、UFOが迎えに来る夢とか。そこから仮面ライダーに登場する…

安東みきえ『頭のうちどころが悪かった熊の話』

ぼんやりしているつもりはないが、よくあちこちにぶつかって歩く。 先日も、車に乗り込もうとしたところで思いっきり頭を打った。いつものんびりの私でも急いでいたので、勢いがついた。がつ~んと頭蓋骨にまでびりびり響く。 毎日運転をしているのに、どん…

『100万分の一回のねこ』 

100万回生きたねこへのオマージュ作品集 日本で一番有名なねこと言えば、夏目漱石さんの書いたあの名前のないねこでしょうか。 吾輩は猫である (宝島社文庫) 作者: 夏目漱石 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2016/06/24 メディア: 文庫 この商品を含むブロ…

本からはじまる物語

おかあさんのインスタ見てるとさ、毎日おやつ食べて本読んでばっかりだよね。いい仕事だなぁ~。と、娘から褒められましたʕ→ᴥ←ʔ ←なんか違う? 本好きならきっと気に入る短い物語 (株)トーハン発行『出版フォーラム』の連載「本からはじまる物語」(2005年…

森絵都『アーモンド入りチョコレートのワルツ』

はじめての短編集は、一気にみつごを生んだようで、喜びも三倍。出来はともかく、それぞれがちがう顔をしていて、それぞれに思い入れがあります。 この短編集大好きです。ピアノの表紙もおしゃれでしょ。森絵都さん、この短編集についてあとがきでこんな風に…

角田光代 『だれかのいとしいひと』 

『だれかのいとしいひと』 角田光代 角田光代さん好きだけど、それだけじゃ買わないもん。もちろん、ジャケ買いです。酒井駒子さんだと、手元においていつも眺めていなくなる。 だれかのいとしいひと (文春文庫) 作者: 角田光代 出版社/メーカー: 文藝春秋 …

乙一 『失はれる物語』

中学生に「なにかおすすめの本ないですか?」と聞かれた時に、よくおすすめする1冊。初期作品や書下ろしなど乙一さんらしい作品がぎゅっとつまった短編集。好きすぎて2冊持ってます。はは。 詩人・長田弘さんは『なつかしい時間』の中で「ことば」についてこ…

角田光代 『さがしもの』

(BOOKデータベースより)第132回直木賞受賞作家角田光代が、本への愛情をこめて描く新境地! 泣きたくなるほどいとおしい、ふつうの人々の“本をめぐる物語”が、あなたをやさしく包みます。心にしみいる九つの短編を収録。 学生時代に手放した本と、異国の古…

Sweet Blue Age

蜷川実花さんの表紙写真に惹かれる。 虫食いの葉っぱってリアルで見るとレースのように見えて綺麗。美しい瞬間をこの美しさで切り取る蜷川さんと表紙にする出版社の感覚がため息もの。眺めているのが好きな私は、ページを開かなくてもそこに触れるだけで、も…

Re-born はじまりの一歩

「新しい自分を目覚めさせる」って文字にするほど簡単じゃない。新しいことを始めれば新しい自分になれるかっていうと、必ずしもそういうわけではなくて、むしろ、予期しない出来事との出会いが、人を成長させたり、それまで気付かなかったことに目を向けさ…

『I LOVE YOU』

胸キュンな恋愛小説を集めたアンソロジー。お手軽に恋の物語を読みたいっ!!人に手渡しちゃう。はいっ。 面白かったのは、やっぱり『百瀬、こっちを向いて』 なにしろ、これが読みたくてこのアンソロジーを手にしのだから一番お気に入りに決まっている。 相原…

重松清『まゆみのマーチ―自選短編集・女子編』

松さんは、短編の人です。その重松さん自ら選ぶ短編集。いい作品が揃っていないわけはない。 「まゆみのマーチ」「ワニとハブとひょうたん池で」は、タイトルを見て以前読んだ時の自分が浮かびました。わたしにとっても気に入っている作品なんだなぁ、と実感…

東野圭吾『歪笑小説』

新人編集者が目の当たりにした、常識破りのあの手この手を連発する伝説の編集者。自作のドラマ化話に舞い上がり、美人担当者に恋心を抱く、全く売れない若手作家。出版社のゴルフコンペに初参加して大物作家に翻弄されるヒット作症候群の新鋭…俳優、読者、書…

小川洋子 『人質の朗読会』

はじめての小川洋子さん。「博士の愛した数式」や「ミーナの行進」、エッセイ「シヅコさん」など、読んでみたい作品リストに入れっぱなしの作品を飛び越して「人質の朗読会」を手にとったのは、表紙の小鹿のせい。今村夏子の「こちらあみ子」と同時期に書店…

中田永一『百瀬、こっちを向いて。』

「百瀬、こっちを向いて。」「なみうちぎわ」「キャベツ畑に彼の声」「小梅が通る」4つの切ない恋の短編集。 先輩に頼まれて、ある女子・百瀬の彼氏役を演じる「百瀬、こっちを向いて。」5年間眠ったままの状態から目を覚ました姫子のものがたり「なみうち…

乙一『箱庭図書館』

「わたしが小説を書くようになった経緯(いきさつ)について書いてみようとおもう。」 ぺーじをめくってさいしょの物語「小説家のつくり方」の数行目で「これはもしや乙一が自分のことを語ったエッセイか」と惑わされた。 思わず自分が今いる図書館の本棚と…

百田尚樹『輝く夜』

奇蹟ってやっぱりあるのねって信じたくなるような。だれかにやさしい気持ちを分けてあげたくなるような。(そんな分け与える余裕があるとも思えないけれど、それでも分けてあげたいと思えるような) さみしいクリスマスの夜に、ちょっと不思議で「ほんとうに…

光村ライブラリー

昭和30年から平成14年までに国語教科書に掲載された作品を集めたアンソロジー。 光村ライブラリー・中学校編 セット(全5巻) 出版社/メーカー: 光村図書 発売日: 2005/11/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る このシリーズ大好きなのです…

おいしいアンソロジーシリーズ

おいしいアンソロジー三部作 アンソロジー お弁当 作家陣:武田百合子, 池部良, 阿川弘之, 南伸坊, 立原えりか,坂東三津五郎, 山本周五郎,よしもとばなな, 酒井順子, 白石公子, 池波志乃, 野上弥生子, 角田光代, 吉川英治, 筒井ともみ, 穂村弘, 阿川佐和子, …

本をめぐる物語 一冊の扉

今が旬の人気作家さんたちが紡ぐ「本の物語」アンソロジー。 片山若子さんのイラストもどんぴしゃで、書店で即購入してしまった。 持ち歩いて空いた時間に少しづつ読むつもりが、どれもおもしろくて、ごろごろしながら一気読みしてしまった。 (目次) メア…

本をめぐる物語―栞は夢をみる

前作『本をめぐる物語 一冊の扉』がすごく良かったので即買い。 読み終えて「1冊の扉」の方が好みだったわとつぶやくと、「前の子と比べるのはやめてよ」と拗ねたような声がした。 ん? だれ? こちらはSFテイストな近未来の物設定が多め。近未来の「本」っ…

きみが見つける物語 パート1

どんな本を読んだらいいかわからない人や面白い本を見つけたい人におすすめのシリーズ『きみが見つける物語』。中学生に人気です。朝読書にも。 きみが見つける物語 スクール編 きみが見つける物語 十代のための新名作 スクール編 (角川文庫) 作者: 角川文庫…

とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ---ジョイス・キャロル・オーツ傑作選

著者はアメリカ文学界の中で、多作で知られる作家さん。ミステリー・ホラー・児童書などの小説のほか、詩や戯曲なども手掛ける幅広い作家さんでもあります。近年ではノーベル文学賞候補として名前があがることも。作品を読んで男性的だと思っていたら、実は…

森絵都 『気分上々』

児童文学作品に定評のある森絵都さんですが、彼女の短編もすごく面白いんですよ。時にブラックをスパイスにしたシュールな短編集はくせになります。 『気分上々』はあちこちの文芸誌やファッション誌に寄せた9つの短編をまとめたもの。その都度のテーマにそ…