アコギと江國香織とごぼーチップス~『やわらかなレタス』かも
目の前に、まだ片付いていない洗い物だとか、誰かのトレーナーだとか、書類だとかが散乱している。
2階からはまた、息子のギター。
やらなくちゃいけないことはたくさんあるらしいが、お茶でも飲んで本でも読まなきゃやってられない、休日の午後。
本棚から、江國香織のエッセイをさらう。
『やわらかなレタス』江國香織
せかせかとページをめくり読みはじめ、時折、ごぼ〜のチップスをつまむ。塩味が効いてて、かじるとごぼうの香りが一気に体中に巡る。すっごい、美味しい。
あたたかいジュースやら、至福のカップラーメンやら、気づくと言葉のひとつひとつを、私はじっくりと味わっていて、ピーターラビットに出てこない「やわらかなレタス」を読み終わる頃には、あんなにせかせかした気持ちは、どこかへ飛んでいってしまっている。
私のリズムを取り戻すアコギと江國香織、あるいはごぼ〜のチップス。
ごぼ~チップス。まゆみさん、ありがとう。