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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

三船恭太郎『12歳の空』

「ヘチマと僕と、そしてハヤ」で「第二回12歳の文学賞」大賞受賞した、三船恭太郎くん(どうしても君付けしたくなるのは、彼に坊主頭が似合いすぎるせいだろう)。12歳の文学のハードルも知名度も彼が一気に押し上げたといっても過言ではないでしょう。

そんな彼の、初の単行本。

12歳(正確には、彼が「ヘチマ~」を書いたのは10歳の時だが)の目でのぞくリアルな12歳の日常。


毎日は、楽しくて切なくて、流れるように過ぎてゆく。でもきっと、未来は明るいなと思える等身大の小説。

重松清の描くいじめにあふれた教室は、ホントは大人が作りだしてる虚構の子どもの世界なんじゃなかろうか、なんてぽそりとつぶやいてしまいそうな、風通しの良さを感じる読後感。(重松さんごめんなさい)

 

12歳の本格的小説というのも、この作品とウリですが、これを読んで、「だったらおれも、この心の声を小説にしたためてみるか」なんて、12歳も17歳も35歳も日本全国一億人ペンを手に取る、そんな起爆剤的小説にもなったらステキよね。

 

おすすめポイント

 

◇10代が描く児童文学

◇小学生におすすめ

◇三船君が大賞受賞した「第2回12歳の文学」↓

12歳の文学〈第2集〉小学生作家が紡ぐ9つの物語

 

12歳の空

12歳の空