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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

林慧樹『いじめ 14歳のMessage』

著者が14歳の時に、自身のいじめ体験を基に書いた小説です。
中学2年生の彗佳は、イジメられていた同級生をかばったことで、自分がいじめのターゲットになります。 いじめはだんだんとエスカレートしていく。

 

著者はきっと、ほんわかとした、それでいて凛とした心をもった女の子。
やさしく語りかけるような文章にあらわれているような気がします。

第18回パレットノベル大賞の最終選考で、救いのないラストに議論を呼び起こしたそう。これが大人が書いた作品ならば、こんな結末は論外で、読むに値しない本と酷評されるだろう。


いじめにあった主人公が自殺し、そのまま命が消えてしまうのだから。
希望もなにもない。

 

でも14歳たちの目から見えている世界は、こんなにも救いようがなく、希望もないのだという現実はたしかにあるのだ、とストレートに語ります。そしていま、辛い状況をがんばって我慢している人への大切なメッセージも込められています。

 

おすすめポイント

◇第18回パレットノベル大賞審査員特別賞受賞

◇いじめをテーマにした本

 

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いじめ 14歳のMessage (ルルル文庫スペシャル)

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