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青りんごの本棚

~10代の読書案内~

大崎梢 『片耳うさぎ』

SF・ミステリー・ホラー 小学生
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小学校高学年から読めるライトミステリー。

 

片耳うさぎ (光文社文庫)

片耳うさぎ (光文社文庫)

 

 

蔵波奈都は小学5年生。お父さんが共同経営していた会社が倒産、多額の借金がのしかかり、マンションにも住めなくなった。一家は、仲上村にあるお父さんの実家に転がり込んだ。蔵波家は、代々続く大地主さんで、現在も会社経営や不動産所有で成功している村の有力者。

 

今日の奈都は、気が重い。事情があって、週末までの数日間ひとりで、あのお屋敷で暮らさなければならないから。古いお屋敷は、周りから幽霊屋敷なんて呼ばれるほど不気味で怖いし、一緒に暮らす叔母さんたちにもなじめない。心配してくれる隣の席の男の子・一色祐太のねえちゃん・さゆりが、ひょんなことから一緒に泊ってくれることになったのだが……。

 

町の有力者、仕掛けがありそうな古い大きなお屋敷、そして村に古くから伝わる言い伝え、過去のあんな事件……。2時間サスペンスのようなこの展開、好きです。

 

1日目はゆるい展開であんまりページが進まなかったのですが、2日目あたりからとんとんと謎がひろがり、解決の糸口を見つけていくテンポのよさもゲーム感覚で読みやすいです。