青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

海と、がれきと、ボールと、絆。

震災から1週間後、三陸を訪れた編集部に多くのアスリートが語ったことば。
「もう一度スポーツをやりたいなんて、とても言えない」

 岩手のスポーツを盛り上げるべく、県内のスポーツシーンを追いかけている雑誌『Standard』の編集部が、東日本大震災の震災後、岩手・宮城で被害を受けた沿岸の高校生たちを取材したノンフィクション。

 

*取り上げられている学校・部活*

 


[宮城県編]
宮城県水産高校・野球部
東陵高校・アーチェリー部
宮城県農業高校・バレーボール部
仙台工業高校・陸上部

[岩手県編]
大槌高校・サッカー部
高田高校・バレーボール部
山田高校・野球部
釜石高校・陸上部

高田高校・バレーボール部

 

ガレキだけになった町、避難所になった体育館、仮設住宅が立ち並ぶ校庭。それでも、仲間とのつながりと周囲の後押しを受けて、彼らはまたスポーツの舞台に戻ってきました。中・高校生がひたむきに汗を流す姿って本当に清々しくて心打たれる。

 
周りのうれしい支援に加えて、彼女たちには”ありがたくないこと”も起こり始めた。「被災学校」として存在がクローズアップされ、行く先々にたくさんの報道陣が押し掛けるようになった。「被災地で頑張るバレーボール部」「悲劇のヒロイン」として必要以上に報道され、同情を受ける。「日常」を取り戻したい被災地への“支援”のあり方についても考えさせられます。

打ち込むことができるものがあるかどうか。
それは「生きがい」とも言われもの。
それは、生きる希望でもあり、生きる意味でもある。

とりわけ、復興を支えていくべきこれからの子どもたちに、いかに希望を持てる環境を整えてやることができるか。それは、わたしたち大人の課題ではないでしょうか。

 

中には、今後日本を代表するトッププレーヤーの期待も持てる選手もいて、今後が楽しみ。

 

おすすめポイント

◇震災を伝える本

◇スポーツが好きな人に

 

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海と、がれきと、ボールと、絆。

海と、がれきと、ボールと、絆。