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青りんごの本棚

~10代の読書案内~

イアン・ベック 『盗まれたおとぎ話』

SF・ファンタジー 海外の本
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本を読まない人でも、本がきらいな人でも、絶対に(100%に近い確信で言える)知っているおはなしがある。

ガラスの靴をはいて舞踏会に出かけるあの女の子や、いじわるな継母に毒りんごを噛まされちゃったあの色白の女の子、それから髪の毛のと~っても長~いあの女の子のおはなしとか。みなさん、もちろん知ってるでしょ。

これらのおとぎ話の数々は、実は、おとぎの国に住むトゥルーハート一家の兄弟たちの冒険から生まれているのです。 どうやらこの本によると、そうらしいのです。

 

盗まれたおとぎ話 (少年冒険家トム?)

盗まれたおとぎ話 (少年冒険家トム?)

 


おとぎの国からの命を受け冒険の旅に出かけたトゥルーハート家の6人の兄弟たちですが、どうも様子がおかしいのです。物語は結末なく途切れ、兄弟たちはだれも帰ってきませんでした。残されたのは末っ子のトムだけ。
12歳の誕生日、トムは兄弟たちを救うため冒険の旅に出ました。

トゥルーハート家が冒険するのは、誰もが知っているおとぎ話ばかり。だからこそ、次の展開を予測したり、思いがけない展開にはぐらかされたりしながら読み進められるのが魅力のひとつ。

タイトルを聞いて思い浮かぶのは、そのストーリーよりも、自分がそのおはなしを聞かせてもらった時の幼い頃の記憶だったりして。だからきっと、冒険物語でありながら、どこか懐かしい気持ちにほっとさせられるのだと思う。

ページ数はありますが、読みやすい冒険もので小学校中学年から楽しいファンタジーとして読めます。
中学生以上なら、自分の「おはなし」の原点に触れるような読書体験ができるかもれません。
ハリーポッター』シリーズの静山社が手掛けた新シリーズ。すでに映画化の話も進んでいるようですよ。