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青りんごの本棚

~10代の読書案内~

リザ・テツナー 『黒い兄弟』

名作・古典 海外の本
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10代に出会いたかった海外作品のひとつ。実話をベースにした小説は引き込まれます。

 

黒い兄弟〈上〉

黒い兄弟〈上〉

 

 

1830年ころのイタリア・スイスを舞台にした、勇気と友情の物語。


ある日、イタリアの山奥の小さな村にほおにきずのある男がやってきた。男は貧しい家の子供たちをお金で買うのだという。ジョルジョは男に連れられて、他の子供たちと一緒に海を渡り、スイスに連れて行かれる。そこで厳しい煙突掃除夫として働かされるのだった。


厳しい仕事やひどい仕打ちに耐えながらも、希望をすてず、ジョルジュたちは、『黒い兄弟』という秘密結社を作り、村に帰るために戦うことを決意します。

小さな子どもたちが過酷な労働に耐える姿や、必死に故郷へ帰ろうとする姿に心を打たれます。

 

実際に、イタリア・スイスで行われていたこのような人身売買は、今は法律で禁じられていますが、このような時代に育ち、苦難を乗り越えた子供たちのことを、忘れてはならないなと思う。

 

著者・リザ・テツナーは、ナチス時代にスイスに亡命した作家さん。

名作アニメ「ロミオと青い空」の原作でもあります。

 

 おすすめポイント

◇1940年代の作品

◇ドイツの児童文学

◇アニメ「ロミオと青い空」の原案