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青りんごの本棚

~10代の読書案内~

森絵都 『みかづき』

文学小説 エンタメ小説
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戦後、日本の学力を支えてきた大きな柱の一つである「塾」を舞台に、戦後から現代までの教育の問題や流れを描く。

というと、どこかお堅く聞こえるが、そこは森絵都さん。

「公」である学校教育と「私」である塾との闘い(というかお互いのライバル視)のもやっと感や思うようにならない家族の思い。

どの人物も愛おしくてユーモアが練りこんであって、あったかくてほろりとさせられる。

それだけでなく、この作品では教育をテーマにしているだけに、様々なことについて考えさせられる。

自分たちの受けてきた教育もまた、ひとつの実験的なものだったのかな、とかね。

現代の子どもの貧困に関する問題にも触れていたところも、とてもよかったです。やっぱり森絵都さんだなって思いました。

 

心に残る言葉がたくさん出てきて、ふせんだらけになってしまうほど。気づくとじっくりと読ませていただきました。

子どもにかかわる仕事をしている人は必読書です。

 

みかづき

みかづき

 

 

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