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青りんごの本棚

~10代の読書案内~

中脇初枝 『きみはいい子』

文学小説
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数ページ読んで、気が重い。新任教師が初めての担任で、一年生が学級崩壊。

あぁ、ほらやだ。

サンタさんが来ないのは、自分が悪い子だからなのだと。
母親に好かれないのは、自分が世界で一番わるい子なのだからと。
本気で思う子どもたち。

どれも、すごくよくできたおはなし。
だけれども、本の中の別世界のおはなしだとは思えない、リアル。

やりきれない。でも、

ぴしゃりと払われたまま行き場のなかった小さな手のひら
―ただ手をつないで欲しかっただけなのに
ずっとそのまま伸ばしていた指先が、だれかとつながったような

つめたいかなしみに、小さなぬくもりがふれるような物語でした。


こどもである以上、逃げるところなんて、世界中どこにもない。

 

([な]9-1)きみはいい子 (ポプラ文庫)

([な]9-1)きみはいい子 (ポプラ文庫)

 

 

おすすめポイント

 

本屋大賞2013年ノミネート
◇第一回静岡書店大賞 小説部門 受賞
◇キノベス! 2013 第2位
◇第二十八回 坪田譲治文学賞 受賞 

◇映画化

小説が好きすぎて、映画化の監督・キャストが好きすぎて、映画もとてもよいです。

 

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