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青りんごの本棚

~10代の読書案内~

灰色の地平線のかなたに

戦争・平和
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(BOOKデータより)
第二次世界大戦中のリトアニア―画家をめざしていた十五歳のリナは、ある晩ソ連の秘密警察に捕まり、シベリアの強制労働収容所へ送られる。極寒の地で、過酷な労働と飢え、仲間の死に耐えながら、リナは、離ればなれになった大好きな父親のため、そして、いつか自由になれる日を信じて、絵を描きためていく。不幸な時代を懸命に生きぬいた、少女と家族の物語。 

 

この本を説明するのに、「訳者あとがき」がとてもわかりやすかったので、抜粋します。

 

(訳者あとがきより)
歴史には、後々まで多く語られる場面と、あまり語られない場面があるようです。たとえば、第二次世界大戦中、ヒトラーナチス・ドイツが多数のユダヤ人を虐殺したことは、歴史書をはじめ、小説、映画などを通じて繰り返し語られていますが、同時期にスターリン率いるソ連が、自国やバルト諸国の市民を大勢逮捕してシベリアなどに追放し、過酷な労働を強いて餓死や病死に追いやったことは、それほど多く語られていません。


リトアニアからの亡命者を父に持つアメリカ人ルータ・セペティスは、この点に着目し、自らのルーツであるリトアニアを訪れて、シベリアの強制労働収容所(ラーゲリまたはグラーグと呼ばれる)から生還した人たちに話を聞いたり、東欧の某所で当時のソ連の収容所と刑務所の模擬体験をしたりと(そんな体験のできる施設があること自体、驚きですが)、熱心に取材をしたうえで、本書『灰色の地平線のかなたに(原題“Betweeen Shades of Gray”)』を書きました。

 

約400ページに及ぶ大作です。

 

現代の私たちには想像し難い厳しい体験がつづられていて、決して、簡単に読める本ではありませんが、ゆっくりでもいいです、ぜひチャレンジして最後まで読んでみてください。また、こういう本を読めるにはたくさんの読書経験が必要だとも思います。ぜひ、たくさんの本を読んで読書力を磨いて下さい。

 

 

灰色の地平線のかなたに

灰色の地平線のかなたに