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青りんごの本棚

~10代の読書案内~

雨宮処凛 『14歳からの原発問題』

実用・新書 震災・災害
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雨宮処凛・著 (河出書房新社 2011/9 237ページ)

 

「あまみやかりん」と読みます。
代表作『生きさせろ!難民化する若者たち (ちくま文庫)』で日本ジャーナリスト会議賞を受賞。
デビュー作『生き地獄天国―雨宮処凛自伝 (ちくま文庫)』から、若者の「生きづらさ」にスポットをあてた著書を発表している著者、「若いのにしっかりしてるなぁ」なんて思ってたら、私と同年代でした(^_^;)

 

2011年3月11日以降、日本中に降り注いだ原発問題。賛成・反対多くの意見がうずまいています。かねてより、イラクでの劣化ウラン弾による被害問題にも取り組んでいる著者が、さまざまな側面から原発に向き合い、わかりやすく教えてくれます。

原発に対して「危ない」という漠然とした思いはあっても、積極的に何か行動を起こしたわけでもなく、特別に関心が高かったというわけでもないという著者。

どうして日本に原発ができたの?
どっかの国と関係があるの?
原発作ろうって言い出したスットコドッコイはどこの誰?
原発ってどういう人がどんな仕事をしてるの?
原発がなかったら電気が足りないってホント?

などなど、みんなが思ってる原発はてな?にこたえてくれます。

 

答えてくれるのは、さまざまな原発の専門家たち。インタビューを交えながら、ざっくばらんに「正直なところ」の話を語ってくれています。

とりわけ、日本に原発が入ってきた経緯とか、原発で働いていた人たちのリアルな危ない話とか、とっても興味深い、「そんなアホな!!」という事実もたくさん見えてきます。原発のことを知ると、電力のことだけじゃない、あなたが暮らしているこの「日本」という国が見えてきます。

 

耳慣れない用語にはミニ解説つき、難しい漢字にはルビ付きで、とてもわかりやすく、読みやすく書かれています。

 

原発が本当に必要なのか、脱原発することに問題はないのか、いずれにしろ正しい判断をするには正しい情報が必要です。合わせて、いろんな人の本を読み、意見に耳を傾けて欲しいと思います。おのずと、自分の答えが見えてくるはず。

 

 

14歳からの原発問題 (14歳の世渡り術)

14歳からの原発問題 (14歳の世渡り術)