焼き鮭と豚肉炒め弁当と『泥かぶら』
今日の本とお弁当。
今日は、よみきかせ絵本を紹介します。
絵本『泥かぶら』
原作・眞山美保
文・くすのきしげのり
中学一年生へよみきかせ。
今年も国語の授業の時間を1時間いただき、おはなし会に参加してきました。
ざわざわしていた男子たちも、ページが進むにつれて、物語にひきこまれ静かになってゆく、刺さるほどに真剣に聞き入る視線を受け取るあの瞬間、「よっしゃ‼︎」と心の中でにんまりしております。
クセになる、たまらない感覚。
これだから、よみきかせはやめられないのだ。
そのほか、中学生へのおすすめ絵本はこちら。
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親もなく、みんなに嫌われ、ひとりぼっちの泥かぶら。
本当はさみしいし、きれいになりたい。
そんな泥かぶらに、旅の老人はこう言った。
美しくなりたければ、自分を好きになり、どんな時も顔をあげ、人に親切にせよ、と。
老人の言葉を心がける泥かぶら。
やがて月日が流れ…。
心をゆさぶる、琴線に触れる物語です。
きっと、大人は特別に。
「何度見てもぐっとくる」「泣いてしまいました」と大人からは感想いただきました。
子どもたちの感想はまだ聞いていませんが、彼らの心の声があの静寂なのでしょう。
物語だけで、少し長めの15分。
手紙部分を読む時間がないので、大きなクラフト紙に手書きしたものを準備して、物語後半で手紙を登場させる演出にしました。
物語を聞きながら、子どもたちの視線はそれぞれ手紙をじっくりと読んでいましたよ。
企画段階で、それぞれやりたいことを持ち寄り時間調節するのですが、この絵本が長いため変更しようと思ったのですが、みなさんから「長いけれどいいお話だから聞かせたい」と言っていただき今回挑戦できました。
長い間、中学生によみきかせしたいとあたためていた絵本、今回のように1時間使えるような機会がなければなかなか読めない絵本なので、貴重な時間をくださった先生や学校にも感謝です。
落語、絵本、本紹介、ミュージカル、ストーリーテリングと盛りだくさんのおはなし会です。
ここのみなさん芸達者で、本当に楽しい。
子どもたちからは「もう終わり?」という声とアンコールももらっちゃった。
子どもたちもゆったりした時間を過ごし、楽しんでくれたようでなによりです。
お手製の大型おてがみは、本と一緒にしばらく飾ってもらいます。
またどこかでよみきかせする時、迎えに行ってこよう。
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今日のお弁当
焼き鮭どんっ
豚肉ときのこ炒め
にんじんナムル
豆サラダ
野菜が足りないので、弁当に野菜ジュースをプラス。
家では野菜ジュースをほとんど飲みませんが、弁当のおまけのように持たせると、飲んできます。