夢見るダンサー王子を待つ『バレエものがたり』
いつか誰かが作ったこの未知の生き物は、私におとぎばなしに出てくるダンサーを連想させる
。魔法で何者かに変えられてしまった彼女は、もちろん王子様があらわれるのを待っているのだが、なかなかあらわれないうちに、ダンスばかりが上達していく。・なぜ王子は助けに来ないのか。
この家が散らかりすぎているからかもしれない。
彼女の憂いと熱を放つダンスに今では熱狂的なファンも大勢いて、もうこのままここで踊り続けることこそが、自分の使命じゃないかと思いはじめている。
どこだって、求められるところがあるだけいいじゃないか。
王子はどうやら、私のことが必要ではないらしい。
(いまのところ)
『バレエものがたり』
岩波少年文庫 204
2017-25冊目
ジゼル、白鳥の湖、眠れる森の美女、くるみ割り人形など、バレエの演目とされる6つのおとぎばなし。
低・中学年から。
ところで、そのダンサーとやらはどんなおはなしに出てくるのかと聞かれても、私にもわからない。そんな物語は読んだことがないから。
岩波少年文庫を読んでいこうと思ってます。お友だち募集中。