青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

『エリカ 奇跡のいのち』

第二次世界大戦中、強制収容所に送られる直前、奇跡的に生き延びることができたエリカの物語。

 

 

死に向かう列車のなかで、小さな赤ちゃんの命を助けたいと強く願う母親の思いが誰かに引き継がれ、その思いをエリカが引き継ぎ、命がつながっていく。

 

 (本文より)
わたしが1944年にうまれたことはたしかです。
でも、誕生日がいつであるのかはわかりません。
生まれたときにつけられた名まえもわかりません……。

 

 

戦争の悲惨さを伝えるのとは違う、命をつなぐことの素晴らしさを伝えることで、生きることの大切さを語る1冊。

実話をもとに、淡々と出来事を語るように書かれていますが、それだけに、ここで語られていないエリカが抱えてきただろう重さを想像してしまう。

 

おすすめポイント

戦争と平和について考える絵本

ユダヤ人について知る本

◇中学生のよみきかせにも

◇実話を基にしたおはなし

エリカ 奇跡のいのち

エリカ 奇跡のいのち