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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

上橋菜穂子 『神の守り人』

上橋菜穂子さんの守り人シリーズ第5弾。
国際アンデルセン賞も受賞し、今年度イチ押しのシリーズ。

 

 

神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫)

神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫)

 

 

高学年には必読書として、力を入れておすすめしているおかげか、貸し出しがぐんとアップ。
先日も「せんせ~、まもりびとシリーズってどこですか?」って聞かれました。
「ふっふっふ。まもりびとと書いて、もりびとって読むんだよ」とおしえてあげたり。

自分もこないだまで、間違ってたくせにね~。あはは。

 

人買いに連れられた兄妹アスラとチキサと出会ったバルサとタンダ。なにか災いをまとう少女・アスラを助けたバルサ
事情もわからないままに、アスラを連れ逃げるバルサだったが、アスラは、神を宿すもの<サーダ・タルマハヤ>として、秘めた力を宿していた・・・。

小さな少女に命を左右する力が与えられ、そのことが国や民族の運命を動かしていきます。
多くの命を奪うことになるアスラの力を封じ込めようとする者、理想の世界を作るために利用しようとする者、ただ少女を守ろうとする者…。

どの考え方も間違ってはいなくて、ただ、だれかを傷つけずにはいられない選択だったりする。
どこかで妥協し合い、受け入れ合わなければ、成り立たないのだ。
ふしぎなことに、いまの私たちの社会と同じなんだなぁ。

シリーズ初の上下巻長編ですが、ボリュームたっぷりでも一気読みしちゃうほどおもしろい。むしろ、これくらいの長さでちょうどいい満足感かも。

わたしの愛読書はやっぱり「ワンダーランド版」。
この重さがいいのかもなぁ。

 

おすすめポイント

 

上橋菜穂子さん国際アンデルセン賞受賞

◇ドラマ化

www.nhk.or.jp

 

上橋菜穂子を読む

book-aoringo.hatenablog.com