青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

宮部みゆき『刑事の子』

中学生が活躍する、宮部みゆきさんのミステリー。

 

八木沢順は中学一年生。

両親が離婚して、順は刑事である父と下町に暮らす。お手伝いのハナさんは、昭和の家政婦さんで料理上手な頼もしい存在。

ハナさんの話では、近所で若い女性が殺されたらしいという噂があるという。

同じころ、近所で遺体の一部が発見される。

噂と関係があるのだろうか。

事件の謎を追う父。そして純の家に犯人を示す内容の手紙が投函される。

順は、親友の慎吾とふたりでこの事件を解明しようと乗り出すが…。

 

中学生の順が、刑事の子であるがゆえに事件に巻き込まれるのだろうし、刑事の子であるがゆえに、事件にひかれてしまうのだろう。

 

謎解きのカギを握るのがチェーンレター。

「この文書を見た人は十日以内に十か所のレンタルコピー機にこのコピーを残してください。そうしないと不幸が訪れます」というもの。

 

不幸の手紙というのは知っているが、チェーンメールのコピー版?

大人になると、こういうことに疎くなる。

大人の情報収集・解析能力と中学生たちのネットワーク力で、事件を解決できるのか

 

おすすめポイント

◇高学年からおすすめ

◇中学生が活躍するミステリー

 

刑事の子 (光文社文庫プレミアム)

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