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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

ドクタースースー『きみの行く道』

新しい世界へ踏み出すのは、だれでも不安なもの。

でも心配しないで。その不安が的中しても、きみは進んでいけるのだから。

『きみの行く道』は、そんな風に背中をぐんと押してくれるような絵本。

 

おめでとう。

今日という日は、まったくきみのものです。

きみのゆくての、あの大きな世界に向かって

いざ、旅立ち!

 

新しい世界へとふみだしたきみ。

行く先々でいろんなことが起こります。

ぐんぐんのぼったり、ひっかかったり、ぶつかったり、道はでこぼこになったり、道しるべもない。

時にやみくもに走り出し、楽しいことがあったり、独りぼっちになることも。

 

でも、きみはすすむ。

空が荒れてきても きみはすすむ。

敵がうろついても きみはすすむ。

たくさんの川をこえて すすむ、すすむ。

手がいたんでも、すすむ。

くつに水がしみてきても、すすむ、すすむ。

 

現代のマザーグースと言われるドクター・スースーが86歳の時に出版したこの絵本は、ニューヨークタイムズのベストセラーに二年以上登場したベストセラー。

 

やわらかいパステル調のぼんやりとした色合い。

 

絵本のページのように、人生の景色はパステルに明るく輝いたり、ブルーな鬱を帯びたりして、それをくりかえす。でも、どんな時も「きみ」は変わらずに黄色い服のままぐんぐんとすすむよ。

 

新しい世界に踏み出す人に。

よみきかせにもおすすめ。

 

きみの行く道

きみの行く道