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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

山田悠介 『キリン』

天才の遺伝子が手に入るとしたら、あなたは欲しいですか。

う~ん。

天才は孤独だというから、私は天才の遺伝子はいりません。

でもね、もしあなたの子どもに天才の遺伝子を与えることができると言われたらどうだろう?

 

 

天才の子供を産んで社会を見返してやりたいと考えた厚子は、ジーニアスバンクのオークションで天才の遺伝子を競り落とし手に入れた。

天才数学者の遺伝子から生まれた兄・秀才(ひでとし)と、ノーベル賞受賞者の遺伝子から生まれた弟・麒麟(きりん)。

常に望まれる天才であり続ける兄に対して、弟の麒麟はその能力に限界が見え始めていた。

家族が大好きな麒麟だったが、母にとって天才ではない麒麟は失敗作であり、もう用なしだった。←わたしが言ってるんじゃないからね。

 

ジーニアスバンクは会社の信頼を守るために、天才になりきれなかった失敗作の子どもたちを集めて、世間から隔離する。

 

 わたしの感想メモ

山田悠介さん初読み。

トーリーはおもしろく、10代に人気なのもわかる。

天才しか認めない母、どこまでも天才らしい兄、家族に捨てられても信じ続ける弟。

どの登場人物も人間の感情らしき葛藤や揺らぎを感じず、キャラとしてその役割を演じているよう。私には登場人物たちの顔が全く見えない。ラノベって登場人物たちがキャラ化された小説なんだな。だからこそ、アニメ向きなのか。

 

キリン (角川文庫)

キリン (角川文庫)