青りんごの本棚

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重松清『きよしこ』

吃音って知ってますか?
言葉がつっかえて、うまくしゃべれないことです。
この物語は、吃音に悩む少年の母親から著者に手紙が届く、というプロローグから始まる。

 

重松さん自身、少年期に吃音症(どもりが)があり、カ行の発音がうまくなかったそうだ。そのため、話すときにはカ行から始まる言葉をできるだけ避けたり、清という自分の名前についても、発音するのに苦労していたそう。

自伝的小説というのとは、少し違うのかもしれないけれど、吃音に悩み「ひとりぼっち」を感じていた少年の心は、重松さんに重なるんじゃないかな。涙必至なので、人前で読まないことをおすすめします。

 

(BOOKデータベースより)
 少年は、ひとりぼっちだった。思ったことをなんでも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを知っていたから―きよしこに会いたかった。たいせつなことを言えなかったすべての人に捧げる、珠玉の少年小説。

 

 

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きよしこ (新潮文庫)

きよしこ (新潮文庫)

 

 

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