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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

村山早紀『コンビニたそがれ堂―奇跡の招待状』

ほっこり心があたたまる、コンビニたそがれ堂シリーズ第2弾。
今回はどれも切ないお話ばかり。
大切なだれかを失い、立ち止ってしまったり、先に進めない。

 

 

(P[む]1-2)コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[む]1-2)コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状 (ポプラ文庫ピュアフル)

 

 

「雪うさぎの旅」
パパの再婚して引っ越しますが、新しいママや町になじめるか心配な女の子のおはなし。


「人魚姫」
毎日、ひとりで部屋に閉じこもりネトゲばかりしている真衣は、いとこの秋姫ちゃんの死から立ち直れずに…。


「魔法の振り子」
女流作家の薫子は、十年前に旅に出たまま戻らなかった薫との守れなかったクリスマスの約束を思い出します。


「エンディング~ねここや、ねここ」
戦国の時代、争いを嫌い平和に暮らしていた豊かな国で、若君に可愛がられていた一匹の黒ネコがおりました。しかし、平和な時は長くは続かず…。

 

ホラーチックファンタジーな「人魚姫」がお気に入り。
ねここの話は、胸がつままれるような切ない物語でした。

どの物語も、失ったものをふたたび取り戻すことはできません。
読んだばかりの「ツナグ」とテーマは同じだけれど、こっちの方が感動が大きかったです。

ドラマ化したら絶対おもしろいのに。
疲れた時代に、こういう心なごむビタミン剤のような物語が必要だと思うわ、ぜったいに。