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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

こんにちはアグネス先生―アラスカの小さな学校で

 1948年、アラスカ。大自然の中にある小さな学校に新しい先生がやってきました。アグネス先生です。これまで何人もの先生が、村のくらしが合わずにやめているので、子どもたちは少し心配ですが・・・。

すてきな先生と純粋な子どもたち、学ぶことのすばらしさと豊かな自然のくらしを描いた、あたたかい物語です。

 

アラスカは、かつては「巨大な氷の冷蔵庫」と言われていたこともある、山々と雪に囲まれた自然豊かな土地です。氷河やオーロラが有名ですよね。星野道夫さんの写真集でもアラスカの生活をのぞくことができます。

アラスカはどこの国か知ってますか?アメリカの州のひとつです。かつてアラスカはロシア領でしたが、1867年にアメリカが720万ドルでロシアから買い取りました。そんなわけでアメリカ本土からカナダを挟んで離れた場所にあるんですね。

 

わたしの感想メモ

 

怖いおはなしやディズニー小説が好きな6年生の女の子に、「なにかおもしろい本ないですか?」と聞かれて、『イクバルの闘い―世界一勇気ある少年』をすすめてみました。6年生にはぜひこういう本も読んでほしいなぁとひとこと添えて手渡したところ、似たような本をまた読みたいという感想が戻ってきました。続けて『リキシャ★ガール』と『こんにちはアグネス先生』の2冊を手渡したところ、「すっごくおもしろかった」そうで、「特にこっち(アグネス先生)は2回も読んじゃった!!」んだって。いい読書ができたみたいで、こういうのすごくうれしい。

 

(ちなみに、イクバル、先月から6年生に薦めまくってます。中学生に向けてワンステップ上の読書につなげたくて。いまのところ、みんなひっかかってくれてます)

 

あたたかい季節には川で鮭を取り、川が凍る冬には移動して獲物をとるような、アラスカの人たちの自然と一体化した暮らしぶりも、興味深いです。それまで十分な教育を受けられなかった子どもたちが、アグネス先生から新しいことを教えてもらう時のうれしくてたまらないキラキラした表情が伝わります。自分たちの生活とのギャップが驚きとともに新鮮に映るのかもしれないですね。

 


(訳者あとがきより抜粋)
本は世界の窓。そして心の窓。
小さな窓から外をながめると、そこにはたいてい見慣れた景色が見えましたが、ときにはまったく未知の世界が広がっていて、窓を開けなければ生涯心に触れることのなかった風の色を、感じることもありました。

 

おすすめポイント

◇スクールライブラリージャーナル最優秀作品賞
◇第52回青少年読書感想文全国コンクール課題図書
◇全国学図書館協議会選定基本図書

 

こんにちはアグネス先生―アラスカの小さな学校で (あかね・ブックライブラリー)

こんにちはアグネス先生―アラスカの小さな学校で (あかね・ブックライブラリー)