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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』

 ドラマ化の帯に惹かれて購入したのは、言うまでもない。

瑛太松田龍平くんだよ。そりゃあ買うしかない。

 

まほろ駅前多田便利軒 スペシャル・プライス [DVD]

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東京のはずれにあるまほろ市の駅前で便利屋を営む多田と、そこに転がり込んできた元同級生の行天(ぎょうてん)。人には触れられたくない傷をもつふたりのもとに舞い込んでくるのは、ちょっとおかしな依頼ばかり。
飄々としつつも、ドタバタになっていく様がなんとも滑稽で、こちらもつい巻き込まれてしまう。

 

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

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おすすめポイント

◇第135回直木賞受賞作

◇ドラマ化

◇漫画化

 

わたしの感想

 

2013年に購入した1冊目がこの本。
ドラマ化の帯に惹かれて続編と2冊まとめて購入したのはいいが、テレビ東京系列でウチでは見れなかったんだよね。ちくしょう。

振り返ってみると2012年の購入1冊目も三浦しをんさんだった。⇒『風が強く吹いている』


しをんさんと言えば、2012年には『舟を編む』で本屋大賞も受賞しています。たくさんの人に愛される読みやすい小説が得意なしをんさん。お正月の華やかな気分の時に読みたくなるんだなぁ。

 

(『まほろ駅前番外地』P128)

「男ってのは、一人でいるとおとなしいけれど、二人以上集まるととたんに、一緒になって悪だくみをはじめるもんなんだから。 …中略…
「女性の場合は、どうなんです」
「女は一人で悪いことを考えるものさ」
麦茶で湿った唇を舐め、ばあちゃんはにんまり笑った。「二人以上になると、互いに牽制しあって、おしとやかなふりをする。裏では牙を剥きあいながらね」

 

曽根田のばあちゃんがかつてのロマンスを語る章はお気に入り。ふたりの男とのリアルなロマンスシーンよりもこのセリフに、一番ばあちゃんの「女」を見た。