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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

八束澄子 『オレたちの明日に向かって』

勇気は、ごくごく普通の中学生。自分ではぱっとしないって思っているみたいだけど。ジョブトレーニングの講師として学校にやってきたのは、勇気の母がいつもお世話になっている保険屋さんの今井さん。

 

今井さんの保険屋さんをジョブトレーニングに決めた勇気は、事故現場を一緒にまわり、おかしな事件の真相を探ったりしながら、保険屋さんという仕事に少しづつ興味を持ち始めます。

さらりとした読みやすさ(さらりとした飲みやすさってお酒の宣伝文句のようですが)に、不可解な交通事故の謎を暴くようなプチミステリー要素も楽しめますよ。

 

(BOOKデータベースより)
花岡勇気、中学2年。
オレは何に向かって進めばいいんだろう―!?

偏屈な老人、当たり屋の少年、不審な自動車事故…保険代理店でのジョブトレーニングは、怖くて、しんどくて、最高にあったかい。

悩める少年たちのための青春ストーリー。

 

 

ジョブトレーニングや職場体験を、キャリア教育の一環として取り入れている学校も多い。キャリア教育は、現在の教育の大きな柱のひとつでもある。文部科学省によると、子どもたちには将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現する力は求められている。お勉強はあくまでも将来仕事につくための手段のひとつにすぎない。いくらお勉強ができても、将来仕事に就けないようでは困るのである。

 

勇気のように、周りと比べて「自分には何もない」なんて落ち込みたくなるのは中学生ならだれでもあること。なんでも持ってるように見えるあいつにだって、きっとある(はず)。でも、だれにでもその人に向いている職業・誰かの役に立てる仕事は必ずあると希望を持って欲しいな。

 

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オレたちの明日に向かって (teens' best selections)

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