青りんごの本棚

中学生・高校生におすすめの本をあつめています

有川浩『レインツリーの国』

ブックレビューサイトから恋が生まれることもある

 

そんなおしゃれなこと、ウチのサイトではありえな~い!!なんて叫びつつも、もしかしたらわたしの知らないところでなら起こりうるのか?それってすてき。万が一、まぁないとは思いますけど、「わたしたち、このブログで知り合って付き合ってるんです❤」なんて方いらっしゃいましたら、ご一報ください。お祝いに本でもお送りします。

そうこの物語は、ネットから恋愛に発展するパターンのやつ!!

 

中学生のころに夢中になって読んだ本を思い出し、なつかしい本のタイトルをネット検索した伸行は、そこで、出会ったレビューに心を打たれる。忘れていたあの頃の青く熱いものを思い出したりして、勢いでメールを送る。誠実な彼女からの思いがけない返信がうれしくて、またメールを送り…そうしてメール交換を続けるうちに、彼女に会いたい思いはつのり・・・。

 

と思わせて、期待していたほどすぐにはふたりの距離が縮まらない。会うことを避けようとする彼女には、ある理由があって…。


こういう出会いっていいよなぁと思うのは、自分も本が好きでレビューを書きまくっているからかもしれない。青春菌全開で本について語りあう青くささに苦笑しつつ(←おまえもな)、リアルではさらせない自分を出せる場って客観的に見てもかなりおもしろい。ネットとリアルでの関係性のギャップのようなものはここではあまりないけれど、ふたりを隔てる「壁」があるんだよね。それは本を読んでのお楽しみにして。ふたりの恋の行方が気になっちゃって、一気に読んじゃいました。有川さんの作品は、いろんなことをちょっと考える、ちょっとしたきっかけをくれるものが多くて、そんなところも好きです。

 

メールのやり取りやブログでの文章など、ひとみから発信される文章を見ると、彼女が言葉をとても大切にしているのがわかります。メールやラインの簡単なやり取りでのトラブルも多い昨今、文字にするからこそ言葉を大切にしているひとみの姿にも、学ぶものがあります。

 

恋愛ものの主人公(女の子)って、だいたいかわいくてパーフェクトなものだけど(相手から見てってことね)、この小説に登場する女の子は、外見にあまり気遣いをしないちょっと野暮ったいところがあったり、頑固だったりして、親近感がわいちゃう。傷つけるかもしれなくてもまっすぐに思いを伝える彼も、単純に「いい奴」だし。そんないい奴の彼のアドバイスで、彼女が自分を変えようとするシーンがお気に入り。

 

おすすめポイント

 

◇映画化

映画「レインツリーの国」公式サイト 玉森裕太主演 累計100万部を超える有川 浩原作のロングセラー恋愛小説、待望の映画化!

 

◇新潮社サイト

有川浩 『レインツリーの国』 | 新潮社

 

 

レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国 (新潮文庫)

 

 

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