青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

角田光代 『さがしもの』

 本が好きな人ならきっと、だれでももっている「本とわたし」のエピソードを、こそっと語りたくなるような本にまつわる短編集。

 

(BOOKデータベースより)
第132回直木賞受賞作家角田光代が、本への愛情をこめて描く新境地! 泣きたくなるほどいとおしい、ふつうの人々の“本をめぐる物語”が、あなたをやさしく包みます。心にしみいる九つの短編を収録。
学生時代に手放した本と、異国の古本屋でめぐりあう……。--「旅する本」
子どもの頃のぼくにとって、ここは世界への扉だった。--「ミツザワ書店」
おばあちゃんが欲しい本を探し、私は今日も本屋をめぐる。--「さがしもの」
人に本を贈るのはむずかしい。とくに、好きな人には。--「初バレンタイン」
著者が自身の本とのつきあいを振り返る書下ろしあとがきエッセイ--「交際履歴」

 

 

 毎夜、読書が日課の私は、旅に出る時も、もちろんキャンプでも、本を持ち歩いている。ただ、ぬかりのない準備が苦手なので、忘れることもしばしば。(忘れ物は本に限らず、メイク道具や携帯を忘れることも!?)先日も、一泊の旅に出かけ、本を忘れたので、現地の本屋さんで文庫本を調達。
 選んだのは、よくお見かけするもののまだ手にしたことのない有名な作家さんの短編集。
 読みだしてみると、かつて手放した古本に異国の旅先でまた出会うという、これがまた、旅先での読書にぴったりな1冊。

 

おすすめポイント

◇本にまつわる短編集

◇著者は、直木賞受賞作家の角田光代さん

◇中学校国語教科書で紹介している本

◇入試問題出典作品

平成27年度 三省堂第一学習社 高校国語教科書 掲載
平成25年度 山梨県公立高校入試 出典作品

◇単行本「この本が、世界に存在することに」を文庫化。

改題前のタイトルの方が好み。

 

さがしもの (新潮文庫)

さがしもの (新潮文庫)