読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

ある日、「サラダ記念日」と。

ある日。

海に行きたい、と。

 

娘(中2)は年中言っているのだけれど、いつにも増して海を求めているのは、どうやら彼女の影響らしい。

 

サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

サラダ記念日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

 

 

国語の授業で取り上げられた、彼女のうたに娘は心を奪われたよう。

うたっていいよね、わたしもすき。

 

短い言葉が世界を広げてくれる感覚は、小説や映画の世界とも全く違うものがあります。彼女のハイセンスさがわかるなんて、なかなかやるじゃないか。

なんて、夜八時過ぎの車の中でふたりで俵万智を語り合って盛りあがって、宿題もほったらかして近所の書店に駆け込んだけれど、そのお店には置いていないんだってさ。

 

サラダ記念日って短歌の定番でしょ。

書店に置いていないなんて、喫茶店で珈琲がないようなものじゃないの。

 

七月六日はサラダ記念日でもあるし、娘の誕生日も近いし、本でも買いに出かけるか。そんな理由もなくたって、いつも本のあるところにせっせと出かけていくのだけれどさ。

 

今日までに私がついた嘘なんて

 どうでもいいよというような海

 

娘を海に駆り立てたという、うたの話を聞きながら、娘をてなづけているようで手玉にとられているのは自分の方かもしれないと思ふ。

 

とっくに宿題は終わったというのは、嘘なのか?

それとも彼氏なんかいないというのは、やっぱり嘘なのか。