青りんごの本棚

中学生・高校生におすすめの本をあつめています

中学生・高校生が読みたい戦争小説

 第二次世界大戦の終戦から70年が過ぎました。

戦争を直接語ることのできる方が少なくなっていくからこそ、忘れずに知っていくこと、伝えていかなければならないことがあると思います。

今回は「第二次世界大戦」をテーマにした、中学生・高校生にぜひ読んでほしい戦争小説を厳選しました。

※原爆をテーマにした小説、戦争ノンフィクション はページを分にしてまとめて紹介したいと思います。随時更新していきます。 

 野坂昭如『火垂るの墓』 

 著者の原体験から生まれた戦争孤児の兄妹の悲しい運命を描いた物語。ジブリ作品で知っているという人も多いと思いますが、ぜひ原作も手に取ってみてください。「アメリカひじき」とともに直木賞受賞作です。

 

アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)

アメリカひじき・火垂るの墓 (新潮文庫)

 

 

 

百田直樹『永遠のゼロ』

 

 特攻隊として亡くなった祖父・宮部久蔵の生きざまをたどりながら、第二次世界大戦という戦争の軌跡をふりかえる。なにか戦争小説を読みたいという人に、まずこちらをおすすめします。

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)

 

 

 

藤岡陽子『晴れたらいいね』

 

看護師の紗穂は大きな地震で気を失い、目が覚めると1944年のマニラで従軍看護婦・雪野サエになっていた!戦争を知らない世代の戦争体験に、引き込まれます。文庫化を心待ちにしていた作品なので、うれしい。映画化希望のおすすめ作品。

  

晴れたらいいね (光文社文庫)

晴れたらいいね (光文社文庫)

 

 

 

 竹山道雄『ビルマの竪琴』

 

児童文学として描かれ、映画化もされた名作。心を打つ力強さと不思議なあたたかさを持つ作品です。

 

ビルマの竪琴 (新潮文庫)

ビルマの竪琴 (新潮文庫)

 

 

 

 横山秀夫『出口のない海』

  第二次世界大戦中、特攻隊と同じように二度と戻れない極秘兵器だった人間魚雷「回天」への搭乗を志願した青年を描く。

 

出口のない海 (講談社文庫)

出口のない海 (講談社文庫)

 

 

 

 

水野宗徳『さよなら、アルマ』

 

 実在する1枚の写真から生まれた物語。それは、アルマと名付けられた一頭の軍犬の出征写真でした。第二次世界大戦中に、戦争に兵士として送られた犬と飼い主のあたたかく悲しい物語。

 

book-aoringo.hatenablog.com

 

 

 

灰谷健次郎『太陽の子』

 

ほんわかとあたたかい家族のような「おきなわ亭」に集う人々。そのあたたかさや優しさの奥には、深い悲しみがあった。はじめてこの本を読んだ時、私は二十歳を過ぎていたけれど、自分がこの戦争のことを本当は何も知らないことを知らされた。児童書として書かれた作品なので、小学生から大人まですべての人におすすめです。

 

book-aoringo.hatenablog.com

 

 

 

 大岡昇平『野火』

 

飢えという 極限状態に置かれた人間模様を描く物語。体も心も極限状態に追い詰める「戦争」の残酷さ。

 

野火 (新潮文庫)

野火 (新潮文庫)

 

 

戦争という非日常による精神の極限状態は、人間の倫理観を麻痺させる。遠藤周作の『

海と毒薬 (新潮文庫)』では、戦争末期に行われたとされる米軍捕虜の生体解剖事件を描いています。どちらも衝撃的で重いテーマなので、読後はひきずるかもしれませんけど。高校生からどうぞ。

 

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