青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

佐藤泰志『そこのみにて光輝く』

 そこのみにて光輝く

 呉美穂監督と池脇千鶴綾野剛の映画がとてもよかったので、読みたかった原作。

 

パチンコ屋で知り合った拓司は、海辺の小さなバラックに家族4人で暮らしていた。病気で寝たきりの父親と、介護に疲れた母親、拓司と姉の千夏。達夫は、姉の千夏に急速に惹かれてゆく。

 

バラックへ続く道、砂浜に投げ捨てられたように咲くハマナスのように、誰もが自分だけのその場所で、どうしたって花を咲かせるために生きている。

 

陽の当たらない場所で苦い人生を受け入れながら、

暗がりのなかで消えない小さな輝きを放ちながら。

 

おすすめポイント

◇第2回三島由紀夫賞受賞

◇高校生からおすすめ

映画化

 

これでもわたし、昼の仕事もしたことあるんだよ。

って感じの、映画の中で気に入っていたセリフが、原作で見つけられず、あれば呉監督の加えたセリフだったのかな。

こちらの映画は、まぁ…高校生以上かな。 中学生が見たら、たぶんお母さんに怒られるやつ。ははっ。

映画『そこのみにて光輝く』公式サイト

 

 本をチェックする

 

そこのみにて光輝く (河出文庫)

そこのみにて光輝く (河出文庫)

 

 

 著者・佐藤泰志

佐藤泰志さんは1949年4月26日生まれ。1982年「きみの鳥はうたえる」が芥川賞候補となったのをはじめ、5度の芥川賞候補となる実力のある文学作家。

1990年に41歳の若さで自ら命を断つ。死後20年ほどを経て、近年、作品が続けて映画化されるなど人気が出ている作家さん。

2013年には、佐藤泰志にスポットをあてたドキュメント映画も制作・公開されました。←まだ観てませんが。

佐藤泰志さんを特集したこんな雑誌も出版されています。私が続けて読みたい、注目の作家さん。

 

 

合わせて読みたい

 

 中村文則 『遮光』 - 青りんごの本棚

 辻仁成『海峡の光』 - 青りんごの本棚

 西加奈子『i』 - 青りんごの本棚

 

 関連サイト

映画『書くことの重さ~作家 佐藤泰志』公式サイト

作家 佐藤泰志の光と影が示唆するもの | 独立メディア塾

【Review】作家•佐藤泰志という光と闇−−呉美保監督『そこのみにて光輝く』 text 小川学 | neoneo web