読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

灰谷健次郎『太陽の子』

ふうちゃんは、神戸生まれの女の子。おとうさんとおかあさんは沖縄出身で、神戸の下町で琉球料理の店「てだのふあ・おきなわ亭」を営んでいる。

やさしい常連さんたちに囲まれて明るく育ったふうちゃんだが、六年生になった頃、おとうさんが心の病気で苦しむようになる。おとうさんの病気の原因は何なのか?

ふうちゃんは、「沖縄と戦争」にその鍵があることに気づきはじめる。

戦争は本当に終わっているのだろうか。なぜおとうさんの心の中でだけ戦争は続くのか? 

 

沖縄戦をテーマにした児童文学で、一時絶版になるなど、いろんな議論もあった作品です。だからこそ、読んでほしい。

 

(著者コメントより) 
 もし、わたしがたった一つ、あなたに語りかける言葉を持つとするなら、あなたの悩みや苦しみは、あなたの父や母、そして、あなたの「生」につながるたくさんの「死」が、同じように悩み苦しんできたということをわすれないように―。


知らなくても生きていけることはたくさんあるけれど、いろんなことを知ることで、人にやさしくできるようになるのかもしれない、と単純に今更ながら気付かされた本。私が、初めてこの本を読んだのは十代の後半でもっと早いうちに、中学生のころとか読んだいたらどう感じただろうか。

大人になってから出会った本の中には、そんな本もたくさんあって、その思いは私が10代にいい読書をすすめたい原動力でもある。

 

おすすめポイント

◇読書感想文にもおすすめ

◇映画化

 

本をチェックする

 

太陽の子 (角川文庫)

太陽の子 (角川文庫)