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青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

ジャン=クロード・ムルルヴァ 『抵抗のディーバ』

461ページもあるとは知らずに予約して、本を手にして第一声は「重いっ」
「文庫本より単行本」派のわたしだけど、重い本は苦手、というか嫌いです。

でも、これおもしろくて一気読みしちゃった。

 

 

抵抗のディーバ (海外文学コレクション3)

抵抗のディーバ (海外文学コレクション3)

 

 

ヘレナとミレナは孤児の少女ばかりの寄宿学校に暮らしている。
ある夜、二人の少年に出会う。
少年たちもまた、彼女たちのような寄宿学校に暮らす少年たちなのだが、その夜ミレナは姿を消した…。

独裁者が治めるこの国で、ヘレナたちの寄宿学校にはある秘密があった。

ドキドキ感とスリルある展開のディストピア小説。

461ページも一気読みしちゃいました。

展開が読めてきたなと思うと、さらに危険な状況にさらされたり、しかもそれが必ずしもいい解決に向かわなかったり…。

力で国を治めようとする独裁者に、10代の少女たちが立ち向かうための武器はあるのでしょうか。
タイトルを見れば、ちょっと想像がついちゃうかもしれませんが、きっと予想したよりも切ない展開が待っています。

 

(P300)
「楽園って、失ったときにわかるものよ。巣から落ちて初めて、あそこが巣だったってわかるのと同じ。」


ペーパーバック単行本全4巻くらい、バックに入れて気軽に持ち運べるのが理想的だなぁ。ちょっと重い。