青りんごの本棚

~本とごはんとコーヒーと。10代の読書案内~

三輪裕子『優しい音』

クラスで仲の良かった香澄たちから無視されるようになった千波。ある日、千波の携帯に「しおかぜ」と名乗る人からのメールが届くようになる。

「しおかぜ」は、千波の近くにいる人物のようだが…。
はじめはひとりでうじうじと悩んでいた千波が、しおかぜのメールに勇気づけられていく。

一人になることで、自分を見つめる機会ができたこと。
心のそばで支えあえる存在があること。
どっちも、大人になっていく過程で必要な要素だと思う。

携帯に送られてきた見知らぬ人からのメールに励まされるという設定ですが、文章全体の雰囲気は千波のように優しくてゆったりしていて、心地よく読めます。

 

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優しい音 (文学の散歩道)

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