うさぎはブドウを食べるの?あげても大丈夫?
ブドウがおいしい季節になってきました。 産直で買ってきた大粒のスチューベンはジーシーでおいしかったですよ。
食後にわいわい言いながらブドウを食べていた時にふと、「ウサギも食べるかな?あげても大丈夫?」という話題になりました。 足元に寝転がるウサギは、ブドウなんか見向きもしていないのですが、おいしいから一緒に食べさせてあげたいなぁって思いますよね。
ウサギにブドウ…う~ん。どうなんだろうね。
うさぎのお腹はとてもデリケートです。 以前泣きたく程ひどい下痢をしたことがあるので、これまで食べたことがないものをあげる時は慎重にしています。
うさぎにブドウをあげないで
調べてみると、同じような疑問を持っている方が結構いるみたい。うさぎの飼育本によっても、ウサギが食べてもOKな果物のなかにブドウが含まれていることもあれば、あげてはいけない果物に含まれていたりと、その意見はまちまち。
You Tubeで、うさぎがブドウを食べている動画を見つけました。 うさぎも食べられないわけではなさそう。 ブドウを食べさせたところ、気に入ったようで欲しがるようになったといった記事もありました。 やはりうさぎも甘い果物が好きなんですね。
でもうさぎにブドウをあげるのはちょっと待って。 「加藤どうぶつ病院」さんのこんな記事を見つけました。
記事によると、うさぎに限らず犬や猫も同様で、ブドウの食べ過ぎでまれに急性の腎障害が起こる可能性があるようです。 こちらの病院では、ブドウのが原因と思われる腎障害や貧血、食欲不振などの例があったようです。(一例のようですが)
とある質問サイトで見つけた、こちらのベストアンサーがとてもしっくりときました。
以下、引用させていただきます。
パイナップルやパパイヤ(未熟)には蛋白質をやわらかくする酵素があるそうで、そのため胃腸内に入った毛が毛玉になることなく排出しやすくする効果が期待できます。 リンゴは食物繊維が多いことから果物の中ではおやつとして推奨されていることが多いです。 では、今回ご質問のぶどうはどうでしょう? 蛋白質分解酵素は聞いた事がありませんよね。 繊維はなく、水分が多いですよね。 まるで『甘いジュースのかたまり』みたいですよね。 おやつに適していると思いますか? お試しで一粒与えることは悪くないかもしれませんが、 お勧めできる果物ではなさそうですね。
ペットに野生のカンはあるのか?
こんな記事もありました。
動物には野生のカンがあるから体に悪いもの(食べられないもの)は、自分で見分けることができるのではないか、と考えている人も少なくないけれど、答えは×。
野生の環境で暮らした経験があれば当てはまるとも言えますが、長い間人間に飼いならされてきたペット種には、まったく当てはまらないそう。
ペットを飼うにあたり、その動物が食べても大丈夫な食べ物、そうでない食べ物を把握しておくのは飼い主の責任です。
わからない時はあげないのがベター
結論から言うと、うさぎはブドウを食べられないわけではありません。 しかし、無理にあげる必要はない。これは、ほかの果物にも言えることですよね。
ウサギの主食は、干し草とペレット。それに、パイナップルやパパイヤなどお腹にたまった毛玉を排出させるための酵素を含んだ果物やおやつをあげています。こうした食事で十分健康は保たれているので、無理に甘い果物類をあげる必要はないのかなとも思いました。
「おいしいものを食べさせたい」というのは「食べているかわいい姿をみたい」という思いもどこかにあって、それってペットのためというよりも飼い主の思いですよね。
何よりも健康で長生きしてほしいから、食べさせても大丈夫かどうか不安な食べ物は、基本的にあげないほうが正解です。
自分たちだけ甘いものを食べていると、ちょっとした罪悪感がありますけど('ω')
安全ないつものパパイヤのおやつをあげましたとさ。