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【おしらせ・引越し】10代におすすめの戦争小説

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10代におすすめの戦争小説のまとめは、以下のサイトに引っ越しました。

戦争を知る本

戦争について知りたいという10代におすすめの本をまとめています。本選びの参考にどうぞ。 

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【BOOK雨だれ】は、10代のための本さがしサイト。

10代に読んで欲しいおすすめの本を紹介したり、好きなことや興味のあることから読みたい本を見つける小さな本屋さんのようなサイトです。ここで、10代におすすめの本を紹介しています。

※以前このサイトで紹介していた10代のためのおすすめ本は、【BOOKS雨だれ】に引っ越しました。お手数をおかけしますが、ブックマークの変更をお願いします。

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【おしらせ・引越し】全国公立高校国語入試問題に出典された小説

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全国公立高校の国語入試問題に出典された小説のまとめ記事は、以下のサイトに引っ越しました。受験生のみなさんの読書の参考にどうぞ。

 国語入試問題に出た本まとめ

2017年全国高校入試問題【国語】出典された小説のまとめはこちらです。

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2016年全国高校入試問題【国語】出典された小説のまとめはこちらです。

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 そのほか、受験生の読書の参考になる本をこちらの記事にまとめています。

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【おしらせ・引越し】勉強にやる気が出る本

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勉強にやる気が出る本のまとめは、以下のサイトに引っ越しました。

勉強にやる気のでる本

なかなか勉強にやる気が出ないという受験生に、ちょっと息抜きしつつ「頑張ってみよう!」と思える本を選んでみました。

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勉強が嫌いな人に読んで欲しい本

「なぜ勉強しなくちゃいけないの?」「勉強が嫌い」という人に読んで欲しい本はこちら。おうちの方にもおすすめです。

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【おしらせ・引越し】中学生・高校生の朝読書によく読まれている本

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 中学生・高校生の朝読書に人気の本まとめは、以下のサイトに引越しました。

2016(平成27)年度版の朝読書の人気本

2016(平成27)年度版の朝読書の人気本をまとめた記事はこちらです。

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2017(平成28)年度版朝読書に人気の本

中学生の朝読書で人気の本をまとめた記事がこちら。

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高校生の朝読書で人気だった本をまとめたのがこちらです。

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 この記事は、(株)トーハンが毎年行っている朝読書に関する調査結果をもとにまとめたものです。小学校、中学校、高等学校を対象に、それぞれ朝読書で人気の本を調査して発表されたランキングをもとに、中高生の読書傾向をまとめています。

2016年度版では、中学生・高校生の人気本ランキングをひとつの記事にまとめたのですが、わたしの考察も加えるととても長くなってしまいましたので、2017年度版は中学生と高校生を分けてそれぞれのページにまとめました。

 2016年度版の人気本の記事がよく読まれているのですが、新しい記事も書いていますので、本選びの参考にどうぞ。

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サイトの表示速度を改善!画像のサイズ変更とリビジョン削除編

 

サイトが重いと感じたら、サイトの表示速度をチェックしてみましょう。

↓こちらのサイトで表示速度を測定することができます。

PageSpeed Insights

サイトの最適化50%⁉ 

サイトのアドレスを入れて「分析」をクリックします。サイトをスキャンしたあと、あなたのサイトがどれくらい「最適化」されているかがパーセンテージで表示されます。

パーセンテージが高いほどサイトが最適化されていると言えます。

特に、最適化が不十分な場合は赤い色で数値が示されます。赤が出たら要注意。すぐに対策を立てた方がいいです。

最近ちょっと重いように感じるサイトをチェックしてみました。

 

 

f:id:book-aoringo:20180220102957p:plain

 

最適化50%。

これは、かなり低い数値です。

サイトの表示速度が遅くなっているはずです。

せっかく来てくれたみなさん、ごめんなさい。

 

画像の最適化ができていないことがいちばん大きな原因となっているようです。

ひとつづつ解決していきたいと思います。

やれることがありすぎる状況ですが、

以前から設定変更したくて気になっていたこちらの2点から取り掛かります。

EWWW Image Optimizerで画像のサイズ変更

サイトで使用いている画像はサイズが大きめのものも多いので、画像サイズの変更をします。

使うプラグインは「EWWW Image Optimizer」です。

これまで画像の横サイズ上限を「800」に設定していましたが、スマホ閲覧サイズに合わせて「500」に変更します。

こちらのサイトでは、それほど画像を大きくする意味はないので。

すでにアップ済みの画像も一括サイズ変更します。

一括リサイズ後です。

f:id:book-aoringo:20180220105242p:plain

 

Optimize Database after Deleting Revisionsでリビジョンを削除

 リビジョン管理の設定を変更します。

こちらの本紹介のサイトでは、こまめに記事を読み返して編集を行っています。そのため、必然的にリビジョンの回数がとても多くなります。

中には20回以上という記事も。

こうしたリビジョン機能により、Wordpressでは、以前保存した記事を復元できるメリットもあります。一方、リビジョンが増えると保存データも増えていくというデメリットもあります。

今回は、リビジョンの設定で以下の見直しをしました。

・リビジョンの保存数を「2」

・スパムを含むアイテムの削除

 

+5%の速度改善されました

 以上の2点を実行した結果は以下の通りです。

f:id:book-aoringo:20180220104243p:plain

使わないタグの削除

 

実行前に50%だった最低化が55%にアップしました。

もちろん、まだまだですが(-_-;)

少しづつ改善していきますね。

吉本ばなな『すばらしい日々』、と。

やけに病院通いが続いた。

 

娘が胃腸炎になり、

息子が鼻水を垂らして発熱、

それからインフルエンザの予防接種も…。

 

スケジュールもストレスも積み上がってるうえに、

仕事を2日も休まなければならないことにも疲れのため息が出る。

 

病院の待ち時間つぶしに選んだのは、

吉本ばななのエッセイ『すばらしい日々』だった。

 

病院に連れていくならエッセイと決めている。

さっくり読めて、いつでも中断できるのがエッセイ集のいいところ。

ただ、血痕付き手帳のインパクトのある表紙が、病院向きとは思えないけれど。

 

手帳についた血痕は絵具のように茶色く変色し、開いたページには意味不明のぐにゃぐにゃ文字。

それは、目が見えない父が毎日書き綴った、血糖値の記録である。

 

たとえ書けていなくても、目が見えなくて読めなくても、他のだれにも読めなくても。

どんな教えよりもはっきりと、父が最後まであきらめなかったことが伝わってきて、泣けてきた。 このように無益であっても、人は生き続ける。記録し続ける。(P73)

 

雑誌『MISS』で連載されていた十二篇に、書き下ろし十二篇を加えたこのエッセイ集は、吉本ばななが父を看取り、母を看取り、子どもを育てていく毎日の記録である。

 

忘れそうになるけれど、わたしたちの毎日は「生」の中にあって、いつも「死」とくっつきあっている。

いつもそんなことを意識しすぎていたら、そりゃあ、生きづらい。

 

だから忘れがちでいいのだと思う。

限りあるからこそ愛おしいのだと気づかされる瞬間は、すぐとなりにいつもあるのだ。

子犬とただ遊ぶ時、

苦手なテニスをならってみようと思った時、

旅先で、

だんごやさんの前で、

カメラのシャッターを切る瞬間、

亡くなった父の手帳をめくる時、

いつの間にか大きく育ったびわの葉を見上げる時。

 

あぁ、そうだ。 生きるってなにかに困ったりすることじゃなかったと、

だれかのエッセイを読んで気付かされたりする瞬間。

 

 

たとえ、女手ひとつで砂を掻きだせるのだとしても。~安部公房『砂の女』

ある日。

 

こうして毎日、のこのこと雪に降られてはたまらないわねぇ。

一日に何度、雪片付けをしなくちゃならないのか。

窓の外をながめては、いい加減嫌気がさして、ほぅとため息をつく。

しかし、それも仕方がないこと。

ここに生まれて、ここに住み付くものの定めというもの。

そうして、降り積もりゆく雪をながめて思い浮かぶのは、安部公房の「砂の女」。

夏の物語であるのに、ふしぎ。

「八月のある日、男が一人、行方不明になった。」の文章ではじまるこの物語。

 

砂丘へ昆虫採集に出掛けたはずの男が、一晩泊めてもらった家から出られなくなってしまう。

 

正確に言うと家の外へは出られるのだが、そこから抜け出すことができない。

 

それも、突拍子もない事件が起こるわけでもなく、淡々と「出られなってしまう」のである。

 

10代で初めて読んだ時は、エロくてこわい大人のおはなしだと思った。

出られなくなる男も、出て行けない女も哀れだった。

夫が単身赴任のアラフォー女は、家に男手がなければ、切れた電球も自分で替えるし、重い雪片付けだってこなす。重たい灯油缶を両手に抱えて、アパートの階段を5階までも運び上げる。

 

男だって、彩りのいいお弁当を自分で作る時代だもの。

 

今なら、自分の生活を支えるために、男を無理やりに手元に置く必要はないのだろうか。

それでも、冷え切った窓からの景色を一緒にながめるだれかは、いて欲しい。

 

「男だから」とか「女だから」なんて考えは、古くてナンセンスと片付けられてしまうけれど、男だ女だということは、やっぱりあって当たり前だろう。

あたたかい部屋にごろんと転がり、いつまでも止まなそうな雪を尻目に、あのころは思い至らなかった、そんなことを考えてみたりする。

 

だってほら、まだ家がつぶれそうなほどに降り積もってるわけじゃないからね。

 

 

ロマンチックと狂気のあいだで揺れる~江國香織『神様のボート』

この本に出会ったのがもう10年も前になるなんて、時間の流れにも自分が変わってしまったことにも驚いてしまう。

 

「あの人のいない場所になじむわけにはいかない」と、娘を連れ、引越しを繰り返しながら、消えた男を信じて待ちつづける葉子。

 

移動しながらだれかを待つなんておかしな女だと笑ってみても

すべてを投げ捨てても構わないほどの純真さをうらやむ。

 

あのひとにくっついて、暮らす町を転々としていた。

かつて、わたしも葉子だった。

なぜ、ただ彼についていくことができるのだろうかと、

いまは思う。

 

奥底に小さくあった疑問の答えを彼女の中に見つけたとき、

思わず「あっ」と声が漏れ、

それは私の中に小さな灯となった。

 

私もまた、神様のボートに乗りこんでいたのだと知った。

自分のためだけに。

自分の中に純真さともいえる狂気を作りだし、

いつしか考えたり選ぶことをやめたのだと知った。

 

それはそれで、すごく幸せなことだった。

だって。

わたしには、ほかになにもいらないと思えるほどの

たったひとつのものがあったのだから。

その時には。

 

けれど、物語も現実もそうはいかない。

 

骨ごと溶けるような恋の末に生まれた草子もやがて中学生となり

ロマンチスト培養から少しづつ社会へと足を踏み出していく。

 

過ぎ去ったことは箱の中、とは葉子と草子の合言葉。

 

引越した先の思い出は箱の中へ。

 

やがて草子も、葉子との2人だけの日々を箱の中に入れて前へ進む。

 

でも、葉子があの人を待つことはいつまでも箱の中には入らない。

 

終わりのない彼女の狂気に自分を重ねて安心していたあの頃のわたしも、いつしか箱の中にしまいこまれてしまった。

 

そして今でも時折、本箱の中からこの本を取り出しては、

あの頃の自分を探しているのだろう。

 

 骨ごと溶けるような恋の続きを求めて選んだのは、たどり着くことのない神様のボート。

終わりのない旅は、ロマンチックか狂気か。

もしくは、そのふたつは同じ場所にあるのかも。

 

 

 

麒麟に呼ばれる~今村夏子『こちらあみ子』

こちらあみ子

ある日。

目があった瞬間に「読めばいい」と、その生き物は言った。
いやに挑戦的なその態度に私は
ほう、とひとことつれなく返す。


あのね、私に甘い声をかけてくる本はあなただけじゃないのよ。

だって、ここは図書館でしょ。

本なら燃やしても余るほどあるのよ。

むろん、臆病なわたしは本を燃やすどころか、傷つけることは絶対にしない。

 

そう、とユニコーンのような姿をした

奇妙で美しい生き物がしゅんとしてうつむく。

 わたしは意地悪なんかじゃない。

 

「あなた以前どこかで会ったことがあるわ」

見覚えがある気がしてたずねる。

「きっと似ているだれかよ。私じゃないわ」

本人が言うのだからそうなのだろう。

 

 

どこで会ったのか思い出せないまま、

その奇妙な生き物を本棚からそっと掬い上げると

年季の入った絵本バックへと忍ばせ、

何食わぬ顔で図書館を後にした。

 

あみ子は、自分の名前を知っていたのだろうか。

のり君が佳範だったように、

「あみ子」にも別の名前があったのかもしれない。

 

あみ子の本当の名前は

たぶん、あみ子も知らないね。

 

物語はあみ子だけのもので

あみ子の外に物語は存在しない。

 

翌日はいやに空が青い日で、公園の中を通って図書館へ向かう。

本棚にこっそり本を返す瞬間、

だれにも聞かれないように、そっと耳もとにささやいた。

「あなたのタイトルの響きがとても気に入ってたわ」

 どこかで見た気がしたあの不思議な生き物は

「麒麟」なのだという。

 

 

図書館に本を返却してからのわたしはすっかり抜け殻だった。

二冊と同じ本は借りないというルールはわたしと麒麟を隔て、

日に日にわたしとあみ子の境界線は薄くなり、

それを麒麟が横から見ていた。

 

文庫本が本屋に並ぶころ、

わたしは意気揚々と麒麟を迎えに行った。

 

 

「目が合った瞬間からあなたが特別になるって気づいてたわ」

淀みないわたしに、表紙の麒麟が「ほう」とそっけなく啼いた。

 

 

そぼろ丼と『理科準備室のヴィーナス』戸森しるこ

https://www.instagram.com/p/BdlperTnPCc/

 

おはようございます(*´꒳`*)

今日の本とお弁当

 

戸森しるこ『理科準備室のヴィーナス』

 理科の先生(女子)に恋する中学生の女の子と男の子の物語。

ふたりは同士でライバルで、三人は三角関係⁉

 

放課後の理科準備室で3人でこっそり食べる三色団子やおやつがおいしそうなのです。

学校でこっそり食べるおやつって、おいしいよね( *´艸`)

 

好きな人にとって、自分だけが特別でありたいのに、思い通りにならない苛立ちは、時に相手の気持ちを置き去りにするほどの傲慢さにもなる。

 

同性に抱く恋心もひたつのテーマになっています。

 

 *・。.。・*゜*・。.。・*゜*・。.。・*

本をチェックする

 

 戸森しるこさん2作目『ぼくたちのリアル』も高学年からおすすめです。

book-aoringo.hatenablog.com

チャーシュー丼と『はるなつふゆと七福神 』賽助

*今日の本とお弁当*

2018-1冊目

賽助『はるなつふゆと七福神 』

元日から書店へ。 購入する本は「今年の1冊目」。

「お年玉を握りしめて」と言いたいけれど、残念ながら今年はもらえなかった←今年はって…

読みたい本はたくさんあるが、年明けの1冊目なので「どんよりしない本」がいい。 できれば「痛快」で「派手さ」と「話題性」のある本。 あれこれと吟味して高校生直木賞 の『宇喜多の捨て嫁』を連れ帰ることに。

しかし、ここで息子が選んだ本が可愛らしくて、『宇喜多の捨て嫁』を捨て嫁して、こちらに鞍替え。 だって、表紙の感じとか新春っぽい。 七福神の物語だなんて、なんだかご利益がありそう。

さて、突然ですが問題です。 七福神をすべて応えよ。

……

ぱっと答えられるのは 恵比寿さま、大黒さま、布袋さま…の3人。

恵比寿天、大黒天、布袋の3人の名前は、七福神でも知名度の高い人気トップ3ではないだろうか。 少し時間をもらえれば毘沙門天、弁天さま(弁財天)も出てくるかな。 どちらも、パソコンがなければ漢字変換は怪しいが。

そして、どんなに時間をもらってもひねり出せないのが、残るふたり。 福禄寿と寿老人。 正解を聞いても「へ~」としか言いようがない。初めからインプットされていないのだ。これまでの人生の中で一度も聞いたことがない、なんてことはないはずなのだ。これまでにも何度か「七福神の名前全部言える?」というクイズに何度かぶちあたっているはずなのだから。その時にもきっと「へ~」と答え、もしかしたら「これをきっかけに覚えておこう」などと誓ったかもしれないのに、まったく記憶に残していない。いや、記憶に残らない名前。

この物語の主人公は、七福神の中でも人気の薄い福禄寿と寿老人。

自分たちの人気のなさを自覚しているふたりの老人たち←いや、わしゃ神様じゃ。老人ではない そして、仕事なし、恋人なしのニート女子・榛名都冬(はるな・つふゆ)。

人気をあげたい福禄寿と寿老人のふたりは、お参りに来た都冬(つふゆ)に白羽の矢を立て、インターネットを使って知名度をあげて欲しいとお願いにきます。かわりに、都冬の願いも叶えてくれるというのですが、大黒天からビール「大黒生」の商品宣伝を頼まれたり、夜右衛門(猩々・しょうじょう)から恋文の代筆を頼まれたり、なぜか頼まれごとが増えていくばかり。 そうこうしているうちに、大黒天と恵比寿天の間に喧嘩がはじまり、日本の景気は大乱れ…。ニート女子・都冬の願い(まずは仕事をくれ!)はなかなか進まない。

でも、ちょっと待って。 人間はいつも神様にお願いするばかりで、その思いは一方方向。 「いい仕事に就けますように」 「カッコイイ彼氏ができますように」 神様だって慈善事業じゃない。 奮発して500円のお賽銭を投げ入れたって、それでお手軽に願い事を叶えてもらおうなんてちょっと虫が良すぎる話。

「神様は願い事する人の願いを叶えるのではない。 神様の願い事を聞いてくれる人の願いを叶えてくれるのだ」

いつかだれかに教えてもらった言葉。

神様の願い事が叶う時、都冬の願いが届くのか。 焦ってはいけない。 まずは、神様たちに平和でいてもらうことが第一だね。そのためにも、しっかりと神様たちのお願い事を聞いておかなくちゃね。 ところで、お参りするときは忘れずに自分の住所と名前を告げないと、神様に届きませんよ。

本をチェックする

全国の書店員が選ぶ新人賞、第1回本のサナギ賞優秀賞を受賞。 お正月に読みたい本。2018年は、縁起の良さそうな1冊からスタートできました。 今年もよろしくお願いします。

焼きそば弁当と『ぼくたちのリアル』戸森しるこ

https://www.instagram.com/p/Bdi7nugndf_/

おはようございます(*´꒳`*)

 

戸森しるこ『ぼくたちのリアル』

読みたかった作家さん。

第56回講談社児童文学新人賞受賞。

2017年全国青少年読書感想文コンクール課題図書。

勉強もスポーツもなんでもできてクラスのリーダー的存在のリアル。

リアルと幼馴染で敵わない劣等感を抱いているアスカ。

リアルに恋する転校生のサジ。 ←クラスのほとんどの女子がライバルだけどね

 

そんなリアルにも哀しい過去と秘密があって、それはリアルの強さにつながっている。重くなりがちなストーリーを爽やかでコミカルに、リズミカルで瑞々しい文章で綴る3人の男の子の友情と成長の物語。

ここ最近でいちばんヒットな児童文学作品です。一気読み。←私のおすすめ本規準はココ。

 

「ぼくらのサイテーの夏」「バッテリー」など好きな人に。

中学生にもおすすめ。

 

*゜*・。.。・*゜*・。.。・*゜*・。.。・*

 

年末から読書メーターの登録をしつつ、読書記録の整理をして、読みたいリストを再確認。ここ数年、読みたいリストが機能していなく、そうすると闇雲に目の前に飛び出してくる本を手当たり次第に読もうとして、消化不良気味。自分のアンテナを巡らせて、本を選ぶこと。読むこと。綴ること。心に留めて。

 

*゜*・。.。・*゜*・。.。・*゜*・。.。・*

今日のお弁当

🍴焼きそば弁当

🍴チーズ玉子巻き

🍴チャーシュー

🍴蓮根の酢漬け

🍴アップルスナックはおやつかな。

 

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戸森しるこさん3作目『理科準備室のヴィーナス』も高学年から中学生におすすめです。

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